6:苦しい幼児教育はおしまいにする

幼児教育を実践していると、なかなか思い通りにいかないことも多いですよね。

そんなふうに壁にぶつかったときについやってしまうのが「〇〇さんのおうちの子はできているのに、どうしてうちの子はできないんだろう?」という比較。

今は雑誌やテレビ、SNSなど、子育てについての情報があふれています。「〇歳になったらこれができるのが理想」のような情報もたくさん目にします。そんなとき、我が子ができていなかったら……つい、焦ってしまいますよね。

ですが、そんなふうに焦って子どもに強要したり、親がムキになって取り組んだことは、あまり良い結果を生まないことが多いものです。

苦しい思いをしてやる幼児教育はすぐにやめたほうがいいと、いしいさんは言います。

大事なことは、正しさよりも楽しさです。親が自分の感覚で楽しいと思えて、笑顔で取り組めることだけ、取り入れていきましょう。

7:失敗したら軌道修正する

子どもの発達段階を観察して、それに合った遊びやお手伝いを……というと、気になるのが「1歳のときにやってほうがいいことをやらないまま過ごしてしまった」「うちの子はもう〇歳だけど間に合うだろうか」ということ。

でも、大丈夫。いしいさんは、「子育てはいつからでも軌道修正できる」と断言しています。

軌道修正するときのいポイントは、やはり「観察」すること。発達段階のことはいったん置いておき、今目の前にいる子どもは何に興味を持っているのか、手指をどんなふうに動かしているのかをじっくり見てみるのです。

今、子どもが感じている「やりたい!」を大切にしてあげれば大丈夫です。

「最近、子どもを強く叱り過ぎて、子どもがこちらの顔色をうかがうようになってしまった……」なんていうときでも、軌道修正すればいいだけです。

過去の失敗を気にするより、今、目の前にいる子どもをよく見つめてあげましょう。

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子どもをよく観察して、そのときどきに合ったサポートをしてあげるだけで、子どもは勝手に自立に向かって成長していくもの。

『0~6才のための天才性を引き出す子育て』では、さらに詳細に子どもの発達段階に合わせた子どもの伸ばし方が紹介されています。ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

エディター&ライター。エンタメ誌などの編集を経て、出産を期にライターに。ミーハー精神は衰えないものの、育児に追われて大好きなテレビドラマのチェックもままならず、寝かしつけたあとにちょこちょこと読むLINE漫画で心を満たす日々。