今ではiPad やスマホで簡単に文章が打てますし、略字や絵文字で感情を表すこともできますね。

もはや文字を書く練習などする必要ないのでは?と思ってしまいますが、なんと文字を書くことで学力が上がるという研究が発表されています。

今日は『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』の著者で、日本・欧米いいとこどり育児を提唱する平川裕貴が、アメリカの複数の大学の研究から書く練習をおろそかにしてはいけない理由をお話します。

キーボードを打つ作業では脳が反応しない!

メールでのやり取りが盛んになって、若い人達はもはや手紙を書くことなどないのではと思いますよね。

そんな時代にあっても、学校では書くことを学びます。キーを打つのではなく、手で書かなければならないのには理由があるのです。

アメリカの大学の研究によると、文字を書けない子どもは、文字を見ても三角や四角などと同じように形としか認識しないのです。

ところが文字を教えてもらった子どもは、それがたとえ初級の簡単な文字であっても、大人が文字を認識するのと同じような脳の反応を示すと言います。

キーボードを打つ作業では、同じ部分の脳は反応しないそうです。

書く練習が、単に手先の運動能力と考えるのは大きな間違いだと研究者は指摘しています。