アニソンから入って、いい作品に出会うことも

撮影:tama

――昔からアニソンに興味があったり、将来歌いたいな、という意識はあったんでしょうか?

ChouCho:アニソンについて特に意識はしていなかったんですけど、音楽は子どもの頃からずっと好きで、歌手になりたいと思っていました。学生の時はバンドなどをやったりしていくなかで、アニソンのコピーをやってみたらすごく楽しかったんです。

アニソンというジャンルはありますけど、アニソンの中にはありとあらゆる曲調のものが存在していて、そこに気づいた時にとても面白いと思って惹かれていきましたね。

――好きなアニソンはありますか?

ChouCho:アニソンのコピーバンドをしていた時に、自分の世代ではないんですけど、バンドメンバーがけっこう年齢が離れていたのでガンダムの曲をコピーしようってことになって。

それで、『Ζガンダム』がすごい面白いと言われたので観たら、OP曲の『Z・刻を超えて』が当時の私にとっては大人っぽくてオシャレでかっこいい曲だったので、とても好きで歌っていました。

曲から入ってアニメを観るってパターンが私は多くて。バンドで出来そうな曲を探して良い曲に出会って、どんな作品なんだろう?って観て、その曲を自分の中で深めて歌ってました。

――そういった形で出会った作品で印象深い作品はありますか?

ChouCho:『CLANNAD』がとても印象深くて好きな作品です。その当時ニコニコ動画に「歌ってみた」の動画をよく投稿していたんです。ニコニコ動画でも流行っていた作品で、曲がすごく良いな、と思って名前だけは知っていたんですけど、ちゃんと観たことがなくて。

短期間で一気に観てみたら本当に感動的な作品で、もう死ぬほど泣きましたね(笑)。今思い出しただけで涙が出そうなくらい、素晴らしい作品で心に残っています。