立ち上がった瞬間、クラッとめまいが・・・なんてことありませんか?
暑さに負けないからだを作るには、まず、日々の食事や軽めの運動で体力を維持するのが基本。
そして、夏場の栄養補給にぴったりなスムージーを飲めば、鬼に金棒です!
尿の色が濃ければ水分不足、薄ければ塩分不足
エアコンの中にいると気づきにくいのですが、人は睡眠中に多くの汗をかいているほか、尿や便、肌の表面などからも、体内の水分は常に失われています。
熱中症を予防するためには、水分と塩分のこまめな補給が大切。では、水分や塩分はどれくらい摂ればよいのでしょうか。
管理栄養士の足立香代子氏によると、からだに必要な水分や塩分がきちんと足りているのか、手軽に確認できるのがトイレでの“尿チェック”。尿の色や排尿の頻度によって、体内の状態がわかるといいます。
「尿の色が“濃い黄色”のときは、水分不足で体液が濃くなっており、“無色・透明”の場合は塩分が不足している」。
また、「排尿の回数が1日6~7回より少なければ、水分が足りていない」。
水分と塩分に加え、糖、カリウム、マグネシウム、カルシウムも補給を
汗をかくと、体内のミネラルも一緒に排出されます。失われた分はすみやかに補給しないと、からだのシステムがうまく機能しなくなってしまいます。
「熱中症の予防のためには、水分補給と同時に、『糖・塩・カリウム・マグネシウム・カルシウム』の補給が必要です」。
これら5つの栄養素をすべて含んでいるのが“点滴”で、経口補水液、スポーツドリンクといった飲料類にも、同様の成分が含まれているそう。
そして、自然の食材の中で注目したいのが、夏に多く出回る「キウイフルーツ」。
水分のほかに糖、カリウム、マグネシウム、カルシウムが含まれているため、キウイフルーツに塩を加えるだけで、「点滴と同じ栄養成分の“食べる点滴”を作ることができます」。
ジップロックでできる「キウイスムージー」で、必要な栄養素を手軽に
そんなキウイフルーツの摂り方として、足立氏がオススメするのが、ジップロックの中にキウイ、塩、水を加えて、手でもみもみするだけで作れる「キウイスムージー」。
用意するのはこれだけ。
・キウイ 1個
・塩 約1g(親指・人指し指・中指でひとつまみ)
・水(コップ半分~1杯程度)
・ジッパー付きのビニール袋
<作り方>
(1) キウイの皮をむき、ざっくりカットしてジップロックに入れ、手でもみつぶす
(2)塩を加えて混ぜる
(3)水をいれて混ぜ、できあがり
超簡単です。ぜひお試しください。