昨今大ブームの「スーパーフード」はキラキラ女子たちの専売特許ではありません。「ちょっとズボラな私」や「普通の私」でも、スーパーフードを簡単に取り入れる方法や、スーパーフードのよさについて、日本のスーパーフード界のパイオニア・WOONIN(ウーニン)さんにお話を伺ってきました。

大腸の検査にひっかかって、目覚めた「ローフード食」

WOONIN(ウーニン)さん

「私がスーパーフードやローフードと出会ったのは、激務だった会社員時代に大腸検査に引っかかったことがきっかけでした。

健康に良く腸にやさしい食事法の情報をちょっとずつ集め、その中で2006年に『ナチュラルハイジーン』という当時まだ日本ではほとんど知られていない健康法が紹介されていて、これなら面倒くさがりやの私でもできそうだな、と思いました。

なぜならば、体にとって午前中が排泄の時間で、午後が吸収の時間、など、理論がものすごくわかりやすく書いてあったから。なるほど自分の消化活動にあわせて食を選択すれば、負担がかからないのだという知識を得て、徐々にはまっていったのです。

そのような流れでナチュラルハイジーンの分厚い本を見ながら、菜食中心の生活をするようになりましたが、大腸というよりもさらにアンチエイジングやビューティーという部分でもっと面白くなってきたので、もうちょっと追求してみたいという気持ちになりました。ちなみに私にとってのベースの指南書は、デヴィッド・ウォルフ氏の「Eating for Beauty」です。

そして2009年初頭に、ミキサーを買ってみようかなという気が起こりました。日本ではグリーンスムージーやスーパーフードは全然知られていない時です。その時はミキサーとジューサーの違いすらよくわかりませんでした。

私は、ミキサーの方が安かったからという理由で、そちらを買いました。そして海外から文献やレシピ本を取り寄せてスムージーを作ってみたところ、すごくおいしかったんです。そしてなんてオシャレなんだろうと思いました。これが、私とローフードやスーパーフードとの出会いです」

自作のグリーンスムージーで感じた「明らかな変化」

グリーンスムージー

「グリーンスムージーを飲み出したとき、明らかに大きな変化がいくつも現れました。まずはデトックスの実感です。解毒力や排泄力がついてきたので、重たかった自分がどんどんすっきりしてきました。体のラインも変化が現れました。

それが嬉しかったので、さらに面白くなってきて、さまざまな著者のレシピ本などもたくさん読みましたし、取り寄せてたくさん作ったりもしました。とにかく、ローフードやスーパーフードというものが、自分の知らない食の世界に対する好奇心を強くさせました」