5回かけて「今日は5000mlかけました~」時には「5L、50dL、5000ccね」と同じ量を違う言い方で言ってみましょう。

また、様々なカップが売られていますので、100ccカップを10回入れて1000ccにする、500ccカップを2回入れて1000ccにする、1ccを1000回かけるなど、遊びを発展させることができます。

1ccは東急ハンズやロフトなどの実験用具コーナーに注射器のスポイトが売られています。

大人でさえわからないこんな難しい問題が脱ゆとり教育の今、小学校2年生で出てきます。

入学後、可愛い指を使いながら数をやっと数えていた子どもがこんな問題を1年後解かなくてはならないのです。

でも、幼児期から生活の中でかさの単位を体験した子どもは違います。

「おじいちゃんは毛がないから500mL一回だけで石鹸の泡が頭から消えたよ。節水エコだ」と言っている子どもがいました。実体験を通して感覚的にわかるまでになります。

お風呂にぷかぷかアヒルのおもちゃを浮かべないで、計量カップで溢れさせましょう。お風呂に入りながらですと、わざわざ時間を取る必要もなければ、部屋を濡らされる心配もありません。

更に牛乳やジュースを飲む時、ただ飲むだけでなく、パックの裏の表示を見せましょう。こんな簡単なことで、かさの単位を理解する素地が育ちます。

まとめ

幼児にプリントを与え計算問題をやらせるよりも実体験をどんどん積ませましょう。折り紙を折ったり積木を積んだりすることも将来、図形、立方体がわかる素地になりますよ。