3.目標を明確に定める
習慣化するためには、何らかの目標を決めるのがよい。受験などの目標が特にない場合も、次のテストで点数を何点上げる等、時期と数値目標を設定する。
目標を数値化することでやる気が起こり、何をどれだけ、どのように行うべきか、目標達成までの道のりも決まる。
ただし、「習慣化」においては「目標達成」することが目的ではない。モチベーションを維持するため、目標はその都度更新していく。
4.記録する
本人にとって小さな達成感や快感が大切。1日5分でもできたら「今日もよくできました」等のシールを貼ったり、スタンプを押してやるなど、遊び心を取り入れる。
シールやスタンプを全部集めたい、という別のモチベーションに火がつき、続ける原動力に。
5.“習慣ともだち”をつくる
一緒に習慣を行う仲間がいると、仲間からエネルギーをもらえる。塾の友達、兄弟、親などでも。
習慣化には、親も一緒に走る“熱さ”も必要
そもそも、子どもにコツコツ勉強する習慣をつけさせる・・・なんてことは可能なのでしょうか。
古川氏によれば、「初めは簡単ではないが、一度“習慣化”してしまえば、その後は自然にできるようになる」といいます。
“一家そろって早起きをする”という習慣化に取り組んだ、あるご家族の例では・・・
「そちらのお子さんは、小学生の頃は特別勉強ができた、というわけではなかったようです。中学受験では、3か月位の短期集中で一気に勉強したのですが、結局失敗に終わってしまった。
それで今度は長期戦、“習慣化”でいくしかないと。次の高校受験では志望校合格をめざそうと、親子で目標を決めたのです」
お父さんは、子どもと奥さんを巻き込み、家族ぐるみで早起きの習慣化を実践。家族それぞれが、朝の時間で自分のするべきことをするため、子どもは必然的に勉強する環境に置かれました。
そして、毎日勉強してから学校へ行く習慣を続けた結果、高校受験では見事、超有名私立高校に合格。