「親が『できない』と思うと、子どもも『自分にはできない』と思ってしまう。親のマインドセット(ものの見方、無意識の思い込みといった意味)はそのまま子どもに映ります。
子どもに期待する、可能性を信じるということを親ができていないと、子どもの可能性にブレーキをかけることになります。
まずは、『できる』と考えるところからスタートするのが大事です」

「先ほどの例では、親御さんが『おまえはやればできる』と、当たり前のように信じていた。
だからこそ、子どもも『できる』と思うし、現実にできるようになった。そのことが『やっぱりやればできるんだ!』という確信になるのです」

おまけ

古川氏より、気軽にできる勉強のツールとしておすすめいただいたのが、5分でできるミニドリルのようなもの。

1回の量はわずかでも、長い目で見れば結構な量になり、成果が目に見えるため達成感もあるといいます。

めざすのは、習慣化によって「少しずつ行うことが、いかにすごいことか、理屈で教えるのではなく実感させる」こと。

コツコツ繰り返していればできるようになる、という体験を親子で共有できたらいいですね。

ライター/女子栄養大学 食生活指導士1級。学生時代からさまざまな体調不良に悩まされたこともあり、健康的な生活習慣について学び始める。現在は専門家を中心に取材活動を行い、おもに食、健康、美容、子育てをテーマにした記事を発信。乗りもの好きな1男の母でもある。