あなたは悪い親?
上記のリストは、“親”としては、できればしてほしくないということです。
イギリスでは、子どものバースデーパーティはとても大切な行事なのですが、5人に一人が仕事のせいで逃し、3割近い親が学校の行事を仕事のせいで何度も欠席しているという結果が出ていますが、日本ではどうでしょうか?
仕事の内容や役職によっては、24時間体制で臨まなければならないこともあります。
仕事や会社があなたを必要としているのかもしれませんし、あなた自身のキャリアアップのために必要なのかもしれません。
でももし、自発的に仕事を家庭に持ち込み、家族との時間をないがしろにしているなら、あなたは有能な仕事人間ではあるけれど、“悪い親”と言えるかもしれませんね。
仕事を優先させることで、育ちにくくなるもの
在宅勤務でもないのに、仕事を家庭にまで持ち込むのには、様々な理由があると思います。
仕事が面白くて仕方がないというラッキーな人から、家でもやらないと片付かないほどの仕事を抱えているという気の毒な人など。
でも、もし家庭を持ち子どもを持っているなら、ちょっと考えてみませんか?
子どももあなたを求め、子どももあなたを必要としていることを。
特に幼児期は、親との関わり方が、子どもの人格形成に大きな影響を与える時期です。
親がいつも自分より仕事を優先させていると思わせてしまうことは、自分が大切にされていないと思わせてしまうことです。すなわち、自分の存在を大切に思う自己肯定感や自尊心が育ちにくいということなのです。
どんなに仕事を抱えていても、せめて食卓では子どもの話に耳を傾けてくださいね。一緒に笑い、一緒に悲しみ、一緒に悔しがってください。
仕事を忘れて愛情を持って子どもと過ごす時間は、親にとってもリラックスできる時間になるはずです。
“理想の親”に近づくには?
仕事の上で有能で優秀であろうとすることが、時として理想の親像から離れてしまうことも多いですね。
日本では、会社勤めの場合は、たとえ退社時間が決まっていても、その時間には帰りにくい雰囲気がいまだにあります。定時に退社するのはやる気のない社員で、遅くまで残業するのが優秀な社員だと見なされます。長く会社に留まるほどやる気があると見なされると、ダラダラ仕事をした方が良いということになってしまいます。
さらに、日本では、仕事の後の飲みニケーションも重視されますから、家庭を優先させることがむずかしいことも多いですね。
働き方に関しては、企業が変わらなければむずかしい面も多いのですが、自分の考え方次第で変えられることもあります。
ぜひ、ワークとライフのバランスを上手に取って、アッと言う間に過ぎてしまう幼児期の子どもとの楽しい思い出をいっぱい作ってくださいね。
参考:Is YOUR job making you a bad parent? Take this quiz to find out | Daily Mail Online
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