ほめて見守り「興味を持つ才能」を育てる
好きこそものの上手なれ、と言いますが、やはり人間、興味のあるものに関しては覚えも早いものです。逆にそうでなければ、覚えられないしやる気もわかないですよね。
そこで、子どもには何事にも興味を持たせる習慣を磨くことが重要です。
それは単純に、対象が何であれ子どもが自分で興味を持ったら、「すごいね」「やったね」とほめる言葉をかけてあげること。ほめられればやる気になってもっと興味を持ち、自然と自ら学び始めるものです。
親は「いい子に育てたい」と思うあまり「これはやっちゃいけない」「あれはダメ」などと叱ってしまいがち。これが、学習する才能をダメにしているパターンだと林先生は言います。
物事がよくわからない3歳以下の子どもは、叱られるとただただイヤなもの。
わけがわからないまま叱られると、本能的に自分を守ろうとし、人の顔色を伺い、「知りたい」という本能から生まれる「興味を持つ才能」が育たなくなってしまうのです。
「繰り返しの遊び」にトコトン付き合う!
子どもは、同じ遊びを何度でも飽きずに繰り返しますよね。
同じ絵本を何度も読んでとせがんだり、同じパズルを何度もやったり……。親のほうが先に飽きて「またぁ?」なんて思ったりもしますが、実はこの繰り返す遊びが育脳にとても重要。
これは、同じ遊びを何度も繰り返すことによって微妙な違いを理解するからなのだそう。
小さいときにこの本能を磨くことによって、正誤を判断したり、類似するものを区別したり、物事の筋道を通すことができるようになります。
大人から見たら無意味に思える繰り返しの遊びですが、我が子がハマっていたら「また同じことばっかりやって!」なんて文句を言ったりせず、ぜひ気の済むまでやらせてあげてください。