テイルの運命が変わった日

「両親の言うことをあまり聞かない、いたずらが好きな子でした。例えば、小学生の時には、昼休みに“おなら弾”という、破裂させると臭い匂いがでるおもちゃを破裂させて、いろんな教室に投げ込んだりしていましたね。学校中に臭いが充満して、校内放送で『だれのしわざだ!』と怒られたことも(笑)。その頃のあだ名はテボンです。ボンというのは韓国でおもしろいニュアンスがあります。僕がいつもみんなを笑わせたりするのでそう呼ばれていました」

ひょうきんなキャラクターで人気者だったテイルが憧れていたのがバットマンで、「バットマンもロビン(バットマンの相棒)もとってもカッコよく見えたんです」。今でもフィギアを集めるほど好きだそう。

そんなユーモアたっぷりで、夢に溢れていそうなテイルだが、実は、幼少時代は歌に関心がなく、高校に入るまでこれといった夢はなかったそう。そんなテイルの運命が変わったのが、高校生のころのある日の放課後。

「学校帰りに友達と初めてカラオケに行ったんです。みんなに『歌え』って言われてしぶしぶ歌ってみたら『うまいじゃん!』って高評価。僕からしたら、『みんなはしょっちゅうカラオケに行っているのになぁ~』って感じだったんですけど(笑)」

歌った曲は残念ながら覚えていないそうだが、「あの頃はパワフルな曲が好きだったのでロックだったと思います」とのこと。

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