冬の到来と共にやってくるのが、様々な感染症。
もうすでに、保育園や幼稚園、小学校等で流行している地域もあることから、子育てママにとっては、子どもが感染してしまわないか心配でたまらないでしょう。
感染することはもちろん、重症化してしまうことを防ぐためには、日々の食事やうがい、手洗いといった基本的なことが重要であることは分かっているものの、実際やっていることが感染症予防に役立っているのか、分からない部分もありますよね。
そこで、先日東京某所でPanasonicが開催した『子育てお役立ち家電セミナー』では、千駄ヶ谷インターナショナルクリニック・篠塚規(しのづか・ただし)先生が登壇。
「うがいができない赤ちゃんや幼児はどうする?」「うがいができない場所ではどうすればいい?」といった“やむを得ないシーン”の時でも、幼い子どもから大人まで、真冬の感染症予防に役立つ対策を、教えてくださいました。
免疫力アップに役立つ食べ物
篠塚先生によると、食事は炭水化物・たんぱく質・脂質・ミネラル・ビタミンという5大栄養素を摂るべく、色々な種類の食材をバランスよく“総合的”に食べることが大事!とのこと。
ダイエットのためにと偏った食事を摂っているママは、要注意!
“総合的”に色んな種類の食材を摂るために、真冬はお鍋がおすすめ!と篠塚先生。旬のものを食べることや、寒くなったら温かい鍋やスープを飲んだり食べたりすることは、元々免疫力アップのための民族的な知恵ということもあるとのおと。
具沢山のお鍋やスープを積極的に作ったり、外出先でも積極的に食べましょう。
免疫力アップに役立つ環境づくり
大人だけでなく、乳幼児も、睡眠時間を充分にとることで、免疫力がアップすると、篠塚先生。
目安として、大体7時間程度睡眠をとることがおすすめとのこと。但し、睡眠の質が意外と重要!と篠塚先生が指摘。
ただでさえ、睡眠時間が短い人は3倍風邪をひきやすくと言われてるそうで、睡眠が浅い人はというと、なんと5倍も風邪をひきやすくなるのだそう。
特に、赤ちゃんを含み乳幼児は、睡眠の質を上げるために、睡眠のリズムを整えてあげることが効果的なのだそう。
方法として、まだ昼夜の区別がつかない赤ちゃんは、お部屋の明るさに注意して、昼間と夜の区別をつけてあげることが大切、と篠塚先生。
あとは、大きな音をたてたりすることで、刺激を与えないこと。温度、特に湿度には十分に気をつけてとのこと。
粘膜が乾燥して体調不良になることを防ぐために、加湿器を使うことがおすすめだそうですよ。帰省の際にも役立てたいことですよね。