チームワークが試される? 「戦争と平和」
2人1組で答えるクイズ「戦争と平和」。答えはすべて「○○と××」という書名です。まず一人が○○と答え、もう一人が××と答えれば正解となります。ただし、相談するのはナシ。
早押しボタンの前にずらっと並ぶ参加者たち。クイズ番組っぽい雰囲気に。
例えば、こんな問題。
・映画「シン・ゴジラ」の冒頭にも登場する、宮沢賢治の……
「春と」、
「修羅」
いちばん会場が盛り上がった問題はコチラ。
・日本では2002年に単行本が初めて上下2冊で刊行。4年生となった主人公が、あるアイテムの導きによりホグワーツ魔法魔術学校の代表に選ばれ、運命に直面する姿を描いた、J・K・ローリングの小説は?
「ハリー・ポッターと……」までは分かるけど、後半がどれだろう?
正解は『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』でした。ちょっと難しいけど良い問題!
イベント会場を飛び出し、売り場で答えを探す
「宝さがしゲーム」は、2枚の指示書をもとに本屋さんの中を探し、目的のものを持って帰ってくるというルール。制限時間は10分です。
一般のお客さんにまぎれて、宝を探す参加者たち。
便箋のように横線が書かれた紙には、「ひらけ」、「3月」、「オッサン流」などのワードが書かれています。ワードがバラバラに配置されているのは、何かの位置を示しているのでしょうか?
一見、難しそうな問題でしたが、全チーム成功。さすがです。
「矢継ぎ早 以心伝心ゲーム」は、挑戦者のうしろに出るお題(本のタイトル)を、他のチームメイトが色々なヒントで伝える連想ゲーム。作者名を言うのはOK。パスも可能です。
「スティーヴン・キングの怖いやつ。えーと、なんとかぱみゅぱみゅ」
「キャリー」 正解!
「雪の中でみえなくなっちゃうこと」
「ホワイトアウト」 正解!
カミュ『異邦人』というお題に、「チャンチャンチャン~」と歌いだす人も。久保田早紀の「異邦人」でしたが、これは若い世代だと分からないですよね。しかもサビじゃなくてイントロ(笑)
宝さがしゲームで持ってきたケースの中には、書泉さんのしおり(参加者へのプレゼント)が入っていました。
イベント終了後、参加者に感想を聞いてみました。
「すごく楽しかったです。本屋さん好きなんで、またこういうイベントをやってほしいですね」
「テレビでクイズ番組見てるときは『なんで分からないんだよー』とか思いますが、実際やってみると難しいものですね」
主催者兼MCを務めた高柳さんにコメントをいただきました。
「予想以上に盛り上がって、本当に良かったです。こういうパーティーゲームって、大人になるとなかなか機会がないですよね。クイズ&ゲームをカジュアルにできる場をもっと作ってていきたいですね」
書泉グランデの担当者さんも「すごくいい雰囲気で盛り上がったので、またやりたいですね。次回は他のフロアも使って、内容を膨らませたら面白いかも」とおっしゃっていました。
クイズ大会となると難しいレベルの問題になりがち(?)ですが、緩急をつけた出題内容が絶妙!
参加者のモチベーションも高く、「次回は普通に回答者として参加したいなあ」と思わせる盛り上がりを見せたイベントでした。
取材:村中貴士