3)子どもが描くコミュニケーションを大事にすること

子どもって、自分の考えをなかなか上手に説明することができないですよね。ついつい、「何が言いたいの?」とイライラしてしまうこともあるのでは?

著書に『頭のよい子が育つ本棚』や『頭のよい子が育つ家』がある、生活情報産業ベンチャー企業スペース・オブ・ファイブ株式会社代表取締役の四十万靖先生は、「子どもは自分が思っていることを表現できる言葉を豊富に持っていません。子どもが描くコミュニケーションを大切にしてください」と言っています。

もし子どもが家や幼稚園でいつも絵を描いていたら、それは表現力や考える力を伸ばす大きなチャンスです。

子どもの絵を見て、みなさんはどんな声がけをしますか?

「上手だね」「よく描けてるね」と言っていませんか? 四十万先生は、「どうしてこの絵を描いたの?」と聞くことをすすめています。

そう聞くことで、子どもは出来事や感想だけでなく、そのときの気持ちまで話し始めてくれるのだとか。

表現する力や考える力は、これから生きていく上で必要不可欠なもの。そんな大切な力を、幼児期に家庭の中で育むことができるのです。

確かに筆者も「上手だね」と言うことが多かったです。もし、次に子どもが何か絵を描いたら、どうして描いたのか聞いてみようと思います。これから、みなさんも聞いてみてくださいね。

10歳の壁につまづかないために幼児期にできることをピックアップしてみましたが、難しいことは何もなくて、日常生活の中で簡単にできることばかりでしたね!

ぜひ、この記事を読んだ日からやってみてくださいね。

『10歳までの子育ての教科書』

 専業主婦からママライターに転身。ママ向けメディアを中心に執筆。得意ジャンルは、バイリンガル子育て、育児、旅行など。2010年長女を出産。長女は、着々とバイリンガルに成長中。趣味は、旅行、クレイセラピー、スイーツデコ、ポーセラーツなど。