3.体の関係以外でも一緒にいたい自分に気がついて
「女友達と体の関係になってしまったけど、お互いに割り切っているつもりでした。
相手はほかに仲のいい男友達がいたし、俺は彼女として付き合える人がほしくて、遊びの関係と思っていました。
でも、俺がいいなと思う女性の話をすると、
『本気で彼女がほしいなら、こんな関係やめようよ』
と言われて。
『好きな人ができれば終わる関係ってやっぱり虚しいし、つなぎみたいに扱われるのもイヤ。
前みたいな友達に戻ろう』
ときっぱり言われ、ただ会って遊ぶだけの友達に戻ったのですが、やっぱり楽しいんですよね。
体の関係がなくても安心して心を開ける相手なんだ、と実感して、改めて『彼女として付き合ってほしい』と言いました。
その後もいろいろあったけど、彼女が俺を受け入れてくれて良かったと思います」(29歳/サービス)
相手から「もうやめたい」と言われてそれを受け入れたけれど、体の関係がなくても楽しいと思う気持ちが変わらない。
これを実感したとき、男性は「本命の彼女になってほしい」と思います。
体以外のつながりでも心地よいと思うのは、相手の存在にそれだけ大きな価値があるということです。
距離感が変わったときに、改めて自分の気持ちに気がつく男性もいるのですね。
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セフレとして付き合っていた女性に本命の彼女を望むとき、そこには相手に対する信頼があります。
体の関係以上になりたいと思うのは、まず自分が心を開くことができて、それが幸せだという実感があるから。
相手にも同じように感じてほしいと思うのが本命の彼女で、一歩を踏み出す勇気を得るのですね。
体より心を望む瞬間は、ベッド以外の時間にも潜むものですが、本気になったからこその葛藤も大きいのだなと思いました。