子どもに「家が変わる」ということを教える

人生で引越しは何度もありません。引越しというイベントは子どもに「家が変わり生活が新しくなる」ということを教えるチャンスでもあります。

わが家では長男を内見のときも一緒に新居に連れて行って意見を聞いてみたり、契約が決まったあとは保育園の帰り道に新居の前を通り「ここにおうちが変わるよ」というようなことを教えていきました。

心配だったのは、引越ししたあとで「ここはおうちじゃないよ」と泣かれることです。

家が変わることがおもしろいイベントであることが伝わるように、引越し前日は段ボール箱に囲まれて食べるご飯を楽しませたり、新しい家でもなじみのオモチャや大好きなぬいぐるみはすぐに出して遊べるように気をつかいました。

引越しをして数週間後「あたらしいおうち、なかなか気にいったよ」と新居について子どもがコメントしたときは、ホッとしたものです。

子育てパパママにとって引越しはビッグイベントだが楽しもう

子どもが未就学児の場合と小学校の場合でも、引越しのインパクトはまったく変わってきます。

子どもに引越しがイヤだと泣かれることもあるかもしれません(私は子どものとき、小5の終わりで引越しという経験をしましたが、確かに辛かったですね)。

また、転勤などで大きく地域を移るようなケースも苦労が大きいと思います。

しかし、引越しが家族にとっては大きなイベントであり、家族のつながりを再認識するきっかけになることは間違いないと思います。

小さな子どもを連れての引越し、大変なことばかりかもしれませんが、ぜひ楽しんでほしいと思います。

やまさき・しゅんすけ 「人生の幸せの問題は、たいていはお金の問題である」という考えのもと、お金と幸せについて考えるファイナンシャル・プランナー(FP)。公的年金制度・退職金制度、投資教育が専門。Twitterでは毎日一言「お金の知恵」をツイートしてます。副業はオタクで、まちあるき、アニメとコミック、ゲーム好き。所属学会は東京スリバチ学会と日本年金学会