都市部では今なお保育士不足で、保育園への入園が難しい状況が続いています。どの自治体でもすでに利用申請の手続きが終了し、結果が発送されるのを待っている方も多いでしょう。

保活激戦区に住んでいる方は、希望の園に入園できる可能性が低く、どの保育園にも入れなかったときのことも想定しておく必要があります。

ここでは、保育園に落ちたときのために今からできることをご紹介します。

まずは二次募集の手続きについて確認する

一次募集で不承諾になっても、承諾を受けた人が辞退すれば二次募集での空きが出るので入園できる可能性はあります。二次募集の手続きの方法や申請の締め切り日、通知の発送までの流れをあらかじめ確認しておきましょう。

多くの自治体で、2月~3月上旬にかけて二次選考の結果が通知されますが、もしも二次選考で落ちたときに今からできることとして、次のような方法があります。

会社に育休延長の手続きをする

保育園に入園できなかった場合、育児休暇を延長させてもらうことができます。平成29年10月から最大2年まで延長できるようになりました。

会社に保育園の選考で不承諾になったことを報告し、育休延長の意向を伝えましょう。

リモートワークの可否を相談してみる

昨今の働き方改革の一環により、リモートワークの導入が一部の企業で推進されています。リモートワークができるかどうか会社側と相談してみるのもひとつの方法です。

子どもが保育園に落ちても、自宅で子どもを見ながら仕事ができるので、預け先を探す必要がありません。

とはいえ、子どもの世話をしながらフルタイムのときと同等レベルの仕事をこなすのは相当な労力がかかります。

そのようなときは後述するベビーシッターを活用して、子どもの世話を任せられる人を探すと良いでしょう。短時間でも子どもを預かってもっている間に集中して仕事をこなすと、仕事と育児のメリハリをつけられますよ。

無認可保育園の見学・申請をしておく

育休延長やリモートワークが難しく、早期の復帰を希望している場合は、認可外保育園の入園申し込みをしておきましょう。

認可外保育園は、自治体の利用申請を通さず、点数によって落とされることはなく、たいていは園児の空きがあれば受け入れてくれます。

しかし、認可外保育園では、認可保育園のとは異なり防災面や職員の数などで一定の基準を満たしていないため、子どもを預けることに不安を感じている方も多いでしょう。

しかし、認可外の中には認可保育園とほとんど変わらないほどの設備が整っているところもあります。実際に、英語教育に力を入れているなどの理由で、あえて認可外のまま運営している保育園も珍しくありません。

認可外保育園への入園を検討している方は、申請前に施設を見学させてもらい、どのような保育環境か確かめてみることをおすすめします。教育方針や保育環境などを比較したうえで希望の園を決めておくと良いですね。

選考結果が届く前の段階から探しておけば、不承諾になった後にすぐに探すよりも気持ちに余裕が持てます。

なお、認可外保育園へ入園する場合は、直接保育園に入園の手続きを行います。入園までの流れなどは保育園に直接お問い合わせください。