(3)背面や腰を温める

全身を温めたら、体の背面を温めることも忘れずに。

特に腰は冷えやすい部分なので、洗顔をしたりコンディショナーを塗布している間、腰まわりにシャワーを当て、しっかり骨盤まわりの血流を高めましょう。

腰を温めることで冷えによる生理痛や腰痛防止になります。

(4)集中的にそけい部を温める

体の大きなパーツが温まったら、次はシャワーでは温まりにくい細かい箇所を部分的に温めていきます。

脇の下、そけい部(脚の付け根)はリンパ節ですが、お湯が当たりにくい部位なので念入りにシャワーを当てて温めていきます。

触ってみて、そけい部がひんやりしている方は、ツボ押しのように圧をかけてマッサージしリンパを流しましょう。

リンパを刺激することで、老廃物を流しむくみもすっきりします。

その後は、内臓に冷えがある方はお腹周りを、お尻のセルライトが気になる方は臀部を、肩コリがある方は肩まわりなど、冷えが溜まっている箇所を集中的に温めていきましょう。

アロマでリラックス効果をアップ!

入浴でリフレッシュするなら、アロマを取り入れるとさらに効果的。

朝は脳が目覚めるペパーミントやレモン、ローズマリーの香りのブレンドを使用すると、やる気がでてエネルギーが湧いてきます。

一方、夜はリラックスを促す、オレンジ、ベルガモット、カモミール、ラベンダーなどや、女性らしい気分になるローズやフランキンセンス、イランイランなども気持ちを解放してくれるので有効です。

特に夜のシャワーでリラックスすることより、体の緊張がほどけ血行が高まり温まりやすくなります。

アロマを楽しむ簡単な方法としては、たらいやカップにお湯を入れアロマを数滴垂らします。

浴室内が精油のアロマに包まれるので、深呼吸して香りを楽しみましょう。

バスタブでシャワーを浴びる人はバスタブをお湯で濡らし、足元から離れたところに数滴垂らすだけでもOK。

シャワーですぐに流れないように注意し、蒸気でアロマを吸い込むようにします。

まとめ

シャワーだけでも工夫次第でしっかり体を温めることができます。

大きいパーツを温めていき、次いで温まりにくく冷えを感じやすい部分を集中的に温めるのがポイントです。

さらにシャワーの水圧でコリやリンパを流すこともでき、シャワーならではのメリットもあります。

汗を流して清潔にするだけでなく、充分に温めることで冷えや老廃物を一掃しましょう。

美容ライター。美容誌の編集を経て、ビューティ&ヘルス、フード、ファッション、ナチュラルライフなどについて執筆。美容ブログ『SimpleBeauty』でもコスメ情報を更新中。WebメディアのほかHP、紙媒体も手掛けています。