3:夫に対して余計なイライラをためないようにする
子ども、ママ友以外に子育てに関わる重要人物からのストレスがいちばん厄介かもしれません。それは、もっとも身近な存在であり、育児のパートナーでもある夫。
頼りになるときもあるけれど、ママにとってのストレスの原因になることもしばしば……。そんな夫に対するイライラの対処法をまとめてみました。
(1)好きな俳優の写真を眺めて癒やしを求める
イライラする現実からファンタジーの世界に逃げ込むのも、怒りがあふれているときにはおすすめです。
夫にイライラするときは、大好きな俳優の写真集を眺めて心を沈静化。写真集が手元にないときは、スマホの画像フォルダを閲覧するのもいいでしょう。
日頃から、癒される俳優やアイドルなどの写真を揃えておくといいです。
(2)一時的に個室へ避難して心を整える
同じ空間にいると怒りが爆発する可能性があるので、すぐに個室に移動してクールダウン。15分くらい閉じこもっていれば、怒りは落ち着くものです。
もし個室がないという場合は、一度家の外に出てみると、気持ちをすっきり切り替えられそうです。
(3)「話が通じないのは仕方がない」と諦めモードになる
罵詈雑言を投げかけてしまいそうなときは、軽く深呼吸して「この人は未知の生物」「この人は子どもなんだ」などと自分に言い聞かせます。そうすれば“仕方がない”と思えて、イライラが消えていくはず。
家庭をうまく回していくには、諦めも大事な感情なのかもしれません。
(4)飴を口に入れる
甘いものを口に入れると心が安らぎますよね。そこで、好きな味の飴を何種類か買い込んで、夫にイラッときたら口に入れてみるのです。
怒りのスイッチが入る瞬間があまりにも多いと太ってしまいそうな作戦ですが、ときどき怒る程度ならやってみる価値ありですね。
→詳しくはこちらの記事「夫へのイライラが爆発する前に! 妻たちがやっている、怒りを抑える5つの行動」(池田園子)を読んでみてください。
4:体内のセロトニンを増やしてストレスを減らす
次は違ったアプローチでストレスを軽減させてみましょう。それは、体内にあるセロトニンを増やすこと。
セロトニンは脳内の神経伝達物質のひとつで、これがきちんと分泌されていると落ち着きや心地よさ、満足感などを感じることができるのだそう。
反対にセロトニンが不足してしまうと、イライラしやすくなったり、気持ちがモヤモヤしてしまったり、暴力的になったり、ひいては、うつ病を引き起こしてしまうことも。
セロトニンを増やす食べ物を摂取する
セロトニンは、トリプトファンという物質から作られています。
このトリプトファンは、体内では合成できないため、食べ物から摂取する必要があります。トリプトファンは、こんな食べ物に含まれています。
[豆製品]・・・豆腐、納豆、大豆、味噌
[乳製品]・・・牛乳、ヨーグルト、チーズ
[種実類]・・・ひまわりの種など
[ナッツ類]・・・アーモンドなど
[卵]
[バナナ]
この他、肉、魚などにも含まれているので、バランスよく食事を摂ることが大切です。
そして、トリプトファンはビタミンB6と合成することでセロトニンを作るので、ビタミンB6とその2つの合成を助ける炭水化物も必須です。
食べ物以外でセロトニンを増やす方法
食べ物からセロトニンを合成してくれるトリプトファンを摂取すること以外に、ちょっと心掛けることでセロトニンの分泌を増やす方法もあります。
(1)太陽の光を浴びる
太陽の出ているときに分泌されやすく、睡眠中や日が沈んでからは分泌が少なくなるセロトニン。
日中に活動をすることで、セロトニンの分泌がされやすくなるのだそう。体のスイッチを夜モードから朝モードに切り替えるために、しっかりと太陽の光を浴びましょう。
(2)規則正しい睡眠を心がける
よい睡眠をとるためには、睡眠ホルモンであるメラトニンという物質が必要です。セロトニンはこのメラトニンの材料にもなると言われています。
メラトニンの分泌は夜8時ごろから増え、夜中の2時頃をピークに、朝方には分泌が止まります。
すると、今度はセロトニンを分泌することになります。規則正しい睡眠、生活をすることで、セロトニンとメラトニンを適切に分泌できるようになります。
(3)リズム運動をする
スクワットや階段の昇り降り、ウォーキングや自転車こぎなど、一定のリズムを刻む運動を繰り返して行うとセロトニン神経が活性化されるそうです。
(4)家族との時間やスキンシップを大切にする
家族や友人、ペットとのスキンシップも、セロトニンの分泌を増加させてくれます。メールや電話ではなく、実際に顔を合わせ、表情や仕草を間近に感じながら、笑ったりすることが、セロトニンの分泌につながるはず。
→詳しくはこちらの記事「眠気、ストレスが簡単にとれる! 幸せ物質「セロトニン」の増やし方」(林美由紀)を読んでみてくださいね。