顔つきで教える

赤ちゃんでも人の顔の見分けがつきます。時計も顔だと思ってください。

3時の時計を指して「あら、もう3時だからおやつにしようね」
8時の時計を指して「もう、8時ね。そろそろ寝る時間ね」
朝、起こすときは7時の時計を見せて「7時よ。おはよう!」

そうこうしているうちに、なんとなく日常生活と時計が結びつき、理解する素地が育っていきます。

理屈で教えない

次のような教え方はしなくてもいいです。

×「長い針が12を指して、短い針が3を指したら時3なのよ」

×「長い針が一周したら短い針はこれだけ(5の間隔のメモリを差して)動くのよ」

「長い針が一周すると短い針が5分間分だけ進む」、また「長針が1を指していたら、5分である」という理屈は子どもにはとてもわかりにくいのです。

ただただ時計を指して「○時○分だから○○しよう」で良いのです。

分の読み方を教えるには

小学一年生の算数の教科書では

  1. 1時、2時、3時・・・と教える
  2. 〇時半を教える
  3. 〇時〇分を教える

この順番です。でも、幼児期に家庭で教えるときは、これにとらわれる必要はありません。

時計を壊して教える

(1) 100円ショップで安い時計を2個同じものを買ってきます。

そして一つは分解して、短針と秒針を外しましょう。必要のない針があると、長針だけに注目することができず混乱してしまうからです。


(2) 細かい分のメモリに「1~60」まで数字を書きましょう。そして1~60まで声に出して読んでみましょう。