3人の男子の電車好きに付き合って電車に詳しくなる(笑)

――男子といえば電車ですよね。絵日記にもありましたが、3人ともまさに電車好きということで……。

マルサイ:そうですね、3人とも見事に電車に夢中になる時期を経験しました。三男は真っ最中です(笑)!

長男は湘南新宿ライン、次男は機関車が大好きでしたね〜。

私は電車に全く興味はありませんが(笑)、大好きな電車に乗れて感動している子どもの姿を見たいがためにお目当ての電車に乗りに行ったりしました。

電車の図鑑や絵本をたくさん揃えて、電車当てクイズなんかを出し合っていたらいつの間にか私も詳しくなったり。

1歳半〜3歳が電車好きのピークで、その頃は毎日のように線路沿いで行き交う電車を見て過ごしました。

次男は平均30〜40分そこから微動だにしなかったので、オヤツや軽食を取りながら付き合いました(笑)

今も三男とほぼ毎日電車を見に行っていますが、資料がなくても電車が描けるようになるという目標を立てたので苦にならずに済んでいます(笑)。

末っ子はよくもわるくも上2人を見て学ぶ

――三男のマメ蔵くんは兄弟の末っ子の利点で、お兄ちゃん二人を見ていろいろと学ぶところも多いかと思いますが。

マルサイ:とにかく、いいことも悪いことも、兄たちが全てにおいて模範になっています。

食事の後ご馳走様をして食器を重ねてキッチンに持っていくとか、歯磨きの後や手洗いの後のうがい、脱いだ服を脱衣カゴに入れるなど、知らない間にやっています。

その一方で水を口に含んでピューと吹き出したり、おもむろにズボンとオムツを脱ぎ始め「チンチン〜」と笑いながら走り回ったり、兄たちのウケを狙ってやっている節があります。

あんなに純粋無垢だった三男が、アホキャラに染まっていくのが辛いです(笑)。

――マルサイさんも旦那さんも、3きょうだいの3番目なんですよね。何か共通点ってありますか?

マルサイ:3人目の共通点……。上の2人が怒られているときは雰囲気を察して、お利口にしていることでしょうか(笑)。

私も夫も幼少期、怒られるようなことはほとんどしなかったそうです。

無駄なことはハナからやらないという合理主義なところは夫婦で共通しているのですが、これも末っ子特有の要領の良さなのかもしれませんね。

――絵日記に対するご家族の反応はいかがですか。

マルサイ:家族は絵日記を楽しんでくれています。

次男は「これ絵日記にしてね」と前置きしてからオリジナルの歌やダンスを披露してくれたり、ネタ提供にも積極的です(笑)。

絵日記を描き始めてから、子どもたちの言動を注意深く観察するという、ある種の客観性が身につきましたね。

怒っているときも頭の片隅で「これあとでメモしよう」と考えているので、感情に任せて怒ることがなくなったように思います。

と言いつつ1日に数回は般若化していますが……(笑)。

絵日記を描くモチベーションは、家族やインスタグラムのフォロワーさんの反応が楽しみなこと、面白さや感動を共有できることにあります。

それから、描かなければ忘れてしまっていただろう他愛のないエピソードが詰まったノートは今4冊目になるのですが、こうして描き溜めていったものがアルバムのように見返せることも、描き続けていきたいと思える点です。

最終的に何冊まで残せるか自分でも楽しみです(笑)!

マルサイさんの絵日記を読んでいると、男の子の兄弟育児は大変そうだな~と思う一方、とても楽しそう、という気持ちが湧いてきます。

男の子ママは「わかるわかる!」と共感できるし、女の子ママも「男の子っておバカでカワイイな」と笑えるこの絵日記。ぜひ育児の合間の息抜きに、読んでみてくださいね。

エディター&ライター。エンタメ誌などの編集を経て、出産を期にライターに。ミーハー精神は衰えないものの、育児に追われて大好きなテレビドラマのチェックもままならず、寝かしつけたあとにちょこちょこと読むLINE漫画で心を満たす日々。