3.数の子/1本:0.1g
数の子はニシンの卵で、二人の親(ニシン)から多くの子が出るのでめでたいという、子宝と子孫繁栄を祈る1品。コリコリとした食感で、食べるのが止まらなくなることもありますよね。
数の子そのものは1本で、塩分量は0.1gほどと少ないようですが、数の子をそのまま食べても味があまりしないため、醤油に漬けて食べることがほとんどですよね。数の子は断面がブツブツしており、醤油も染み込みやすい食品。ちょっと醤油をつけたつもりが、意外に多くの醤油を吸い込んでしまいます。
また、味付け数の子では1本食べただけでも1gほどになってしまうこともあります。薄味にして、鰹節などの風味を豊かにして食べると減塩になります。
4.するめ/1枚:1.8g
するめは「寿留女」の字をあてていて、めでたい祝儀の膳に欠かせない料理となっています。
するめいかを干して作るので、するめいかに含まれている塩分が反映され塩分量が多くなり、さらにマヨネーズや醤油につけて食べると、ますます塩分UPになってしまいます。
ただ、するめはよく噛んで食べるものなので、満腹感も得やすい食品。一度に1枚も食べることはほとんどないと思うので、ゆっくりよく噛んで食べることを意識することで、健康に良い「食品」となります。
5.松前漬け/1人前:2.5g
これまでに出てきた高塩分の昆布、数の子、するめなども材料とし、さらに塩分の多い醤油をベースとして味をつけるため全体の塩分は多めに。
ただ、縁起物がぎっしり入った松前漬けはお正月にも適している1品。ご飯のお供に、お酒のお供に少量をつまんで食べるといいですね。
いかがでしたか。今回は塩分に気をつけたいおせち料理についてご紹介いたしました。
栗きんとん、黒豆、こんにゃくや里芋の煮付け、紅白なますなどは比較的塩分が少なめです。
おせち料理は一つのものをたくさん食べるのではなく、色々な種類を少量ずつ食べるようにするといいですね。