子どもを育てるのは、お金がかかることですよね。
すぐ大きくなってサイズアウトしていく服や靴を買い替えるのも、保育園や幼稚園に行かせるのも習い事をさせるのも、お金が飛んでいくことばかり。
でも、貯金もしたいし、日々の暮らしのなかでちょっぴり贅沢もしたい。マイホームを購入した人ならローンの返済もありますよね。
「もっと上手に節約できたらいいのに……」と悩んでいるママも多いのではないでしょうか。
お金を貯めるには、もちろん節約も大事ですが、もっと大事なのは「お金が貯まる体質」になること。そして、「お金が貯まる体質」になるためには、真面目な人や我慢強い人じゃなくても大丈夫。忙しくても、ズボラでも大丈夫だというのです。
そう教えてくれるのは、ファイナンシャルプランナーの西山美紀さん。
10年以上にわたって取材を重ね、1万件以上のお金のデータを分析してきたという西山さんの著書『お金が貯まる「体質」のつくり方』の中から、忙しいママでもできる“お金が貯まる体質になる方法”を紹介します。
1:レシートを確認して習慣化された出費を減らす
お金が貯まらない人によくあるのが、何気なく使ってしまっている出費。
ちょっとコンビニでお菓子を買っていたり、出かけた先の自販機で飲み物を買っていたり。
ひとつひとつは小さな出費でも、毎日と続くとなかなかの金額になります。
西山さんは、「これは本当に欲しいモノ? それとも単なる習慣?」と自分に問いかけてみて、と言います。
たとえば、500円の買い物20回ぶんを4回くらいに減らしてみる。それだけで、8000円ほど浮くわけです。
一度、一週間分のレシートを確認して、隠れた浪費をチェックしてみましょう。
その分を本当に自分に必要なものを買うなり、貯めるなりしたほうが、心身ともに満たされます。
2:夜はスマホを閉じて早く寝る
お金が貯まる人と貯まらない人のデータ比較をしたときに、「貯まる人は圧倒的に早寝早起きだ」という結果が出たそうです。
つまり、遅い時間までネットをしていたり、ダラダラとテレビを見ている人は貯め下手な傾向がある、ということなのです。
ネットやテレビで見かけたものを欲しくなり、物欲が刺激されてしまい、ついネットショップでポチッと……夜はついついそんなことになりがち。
子育てに忙しいママは、子どもを寝かしつけたあとの少ない自分時間でネットやテレビを見ることでストレス発散なんてこともあるかもしれませんが、いっそ子どもと一緒に寝落ちして体を休めるほうが余計な物欲も刺激されなくていいのかもしれません。
3:貯めたポイントはすぐに使う
クレジットカードや電子マネー、お店のポイントカードなど、せっせとポイントを貯めている人は多いと思います。
毎日のように買い物をするママはよく行くスーパーのポイントはかなり貯まっているんじゃないでしょうか。
でも、貯めるのに熱心でも、使うことまで考えている人は意外に少ないと西山さんは指摘します。
ポイントはカードによって有効期限が違ったりして、いつの間にかポイントが失効しているパターンも多いそう。それはとてももったいない話ですよね。
ポイントは「新鮮なうちに使う」ことを意識してはいかがでしょうか。