高圧一括受電サービスとは、マンション全体を1つの利用者と考え、一括して電力会社から電気を購入し、各家庭に流すという仕組みです。

高圧一括受電サービスの市場は拡大しており、2010年には約12万戸、2014年には約44万戸が契約しているというデータが出ています。

このシステムを導入しているマンションの住人は、毎月の電気代が510%安くなるというメリットがありますから嬉しいですね。

プロパンガス

最後にプロパンガスについてですが、都市ガスもプロパンガスもガスを利用するという行為については何ら変わりはありませんが、違いが出てくるのが料金です。

以下のデータをご覧ください。

●都市ガス

※1 基本料金 1,058円 + 従量料金 6,148円※2 = 合計請求額 7,206

●プロパンガス

基本料金 1,500円 + 従量料金 6,600円※3 = 合計請求額 8,100

1:東京ガス()発表「東京地区20138月検針分(20m380m3)」 ※2:単価141円×2.18×使用量20m33:単価330円×使用量20m3

上記は、関東地方のデータですが、同じ使用量でも1,000円前後違いが出ていることが分かります。

東北地方など、場所によってはプロパンガスの方が安い地域もありますが、都市部の場合は都市ガスの方が安い傾向にありますから、安く住むためには、極力プロパンガス導入の物件は避けた方がよいと言えますね。

まとめ

年収による適正家賃とは、年収の20%~25%と言われています。

30%を超えてくると、家賃がその他の支出に影響を与え、出産や育児費用に充てることができず、子供が増えないという現実が。

夫の仕事の関係で、どうしても家賃の高い都市部に住まなければならない場合は、先にご紹介させて頂いた通り、少しでも安く住むためのポイントを参考に物件を探されることをおすすめします。

これからますます深刻化する少子高齢化社会。

子供が増えない1つの原因が「家賃の高さ」にもあることを知って頂き、1人でも多くの子どもが誕生してくれることを祈っております。

<参考>ガス料金相談センター「プロパンガスと都市ガスの料金比較

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。