子どもの話のNGな聞き方

慣れないと、「傾聴、うまくできているかな?」と不安に感じるママもいるかもしれません。

そこで、傾聴とは真逆の、子どもの話のNGな聞き方を石谷さんに挙げてもらいました。このような聞き方をしているなら、すぐにやめましょう!

1.子どもの話を頭から否定する

石谷「話を途中までしか聞いていないのに『それはダメ』『そんなの無理』などと、全否定されると、子どもは自分自身も否定されたような気持ちなります。

いったんは『そうなんだね』と共感して受け止め、それから『どうしてそう思うの?』と理由を聴いたり、『でもお母さんはこうしたほうがいいと思うよ』と提案したりしてあげましょう」

2.話の途中で先回りして話を取る

石谷「せっかく子どもが話しているのに、『あ~それはこういうことでしょ』と話の先をまとめてしまったり、結論付けてしまったりしないでください。

話の先回りが増えると子どもは考える必要がなくなり『考える力』が養われません」

3.「ながら聞き」をする

石谷「最近多く目にするのが、スマホを操作しながら上の空で子どもの話を聞いているお母さんの姿です。忙しいとは思いますが、いったん手を止めて話を聞いてあげたほうが、話が短時間で済んでしまうということが多いです。

逆に、作業をしながら話を聞いていると、親の関心を取り戻したくて、かえって騒ぐ子どももいます。逆に『もう話さない』と言って『黙る子ども』になることもあります」

4.「あとで聞く」と言ったのにフォローがない

石谷「子どもに話しかけられたのに、取り込んでいてその場で聞いてあげられないこともありますね。そんなときに『あとで聞くからね』と言うことはないですか?

『あとで』と言ったのなら必ず用事が済んだら『さっき聞けなかったけれど話はなあに?』と聴いてあげてください。時間を取ってゆっくりと話を聴いてあげましょう」

「傾聴力」を上げるためにできること

最後に、普段からママが自分の傾聴力を上げるためにできることを教えていただきました。

石谷「子育ては24時間年中無休。子どもの話を聴きたいと思っていても、心が疲れていたり、体がくたくたで余裕がなかったりすれば聴けません。傾聴力を上げるポイントは、お母さんの心と体の余裕作りです。

まずしていただきたいのは、ご自身の話を『ただ聴いてくれる人』に話すことです。親自身がたっぷり話を聴いてもらうことで、心がすっきりし、安心感が高まる感覚を持っていただきたいです。

その他、リラックスする時間を取る、趣味を楽しむ、寝る、など、自分のご機嫌をよくすることをすること。私はこれらを『心のサプリ』と呼んでいますが、これらを行うことで、余裕をもって話を聴けるようになります」

子どもに対する「傾聴」は、子どもの成長はもちろんのこと、ママにとってのメリットも多く、実践していると自分自身の学びにもつながりそうです。

ぜひこれをきっかけに日々実践し、「傾聴力」を上げていきましょう!

【取材協力】石谷 二美枝さん
子育てコーチングの第一人者、子育てコーチとして活躍するほか、受験生へのメンタルコーチングや教育関係者へのコーチング研修なども。著書「365日笑顔でいたい!母と子のための子育てコーチング」(みらいパブリッシング)では子育てコーチングについて紹介しています

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