災害時に特に役立った日用品と食品

気になるのが、防災備蓄にはどんなものを準備すればいいのかということ。水口さんに、災害時に特に役立った日用品と食品を、それぞれ3つずつピックアップしてもらいました。

災害時に役立った「日用品」3選

1.カセットガス・カセットガスコンロ

水口「普段に近い食生活を送ることができるだけでも、家族の不安が大きく減ります。お腹がすくとイライラしてしまうのは、親も子も同じです。

カセットガスコンロがあれば『さあ、ごはんにしよう』と迷いなく言えます。温かいご飯が食べられる、お湯をわかしてお茶が飲める。ちょっとしたことですが、これらは災害を乗り越える大きな力になります」

2.モバイルバッテリー

水口「私は、スマホの充電ができるモバイルバッテリーを2つ持っていました。

被災時にはグループラインや安否確認の連絡で、あっという間に充電がなくなりましたが、モバイルバッテリーがあったので、家でフル充電ができました。電池残量を気にすることなく情報を得ることができました」

3.ボードゲーム

水口「子どもが3~4歳なら、ボードゲームがあると、テレビやネットが見られなくても退屈せずに過ごすことができます。

実際、大人たちも子どもとボードゲームをしていたら、不安になるニュースなどの情報を見る時間が減り、落ち着いて過ごすことができました」

災害時に役立った「食品」3選

1.保存食のアルファ化米

水口「アルファ化米は、事前に子どもと一緒に作って食べていたので、北海道胆振東部地震の朝は、子どもが自分から『こういうときはアルファ化米でしょ』と言ってきて、落ち着いて食事をすることができました。

備蓄しておくことも重要ですが、事前に食べる体験も重要です。おかゆのアルファ化米もありますよ」

2.お菓子

水口「被災時はストレスがたまりがちになるので、お菓子があることで私自身もホッとできました。子どもの好きなお菓子だけでなく、自分が好きなお菓子もあると食欲がないときにちょっと口にできますよ。

パックのジュースもおすすめです」

3.早ゆでのマカロニやショートパスタ

水口「早ゆでのマカロニやショートパスタは、子どもにとって食べやすく、料理も簡単で災害時には燃料も節約できます。多めにストックして普段の食事から食べ慣れておくといいですね」

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