では、兄妹のお下がりトラブルはどうなのでしょうか。

そこで、年長と小学校2年生の兄妹を持つDママに聞いてみました。

Dママ:「うちは男と女なので、上の子のお下がりをそのまま下の子に渡すことは出来ません。凄く不経済だな~と思っていたのですが、プチリメイク術を使うようになってから、下の妹は文句を言うどころか、喜んでくれるようになりました」

「例えばお兄ちゃんが履けなくなったGパンの裾に花柄生地を縫い付けたり、お兄ちゃんが着れなくなったタンクトップの裾に既製品のフリルを付けて、チュニックにしてみたり……」

こちらのプチリメイク術も、子どもにとっては「世界にたった1つの特別品をもらった」という満足感が得られるようで、お下がりトラブルは回避できていると言います。

新品を買う時は、下の子にも選ばせる!

子どもに与えるモノが中古品ばかりでは、やはり子どももガッカリしてしまうもの。

たまには流行の新品も欲しいですよね。

上の子はいつも新品を買ってもらえるのに、下の子はいつもお姉ちゃんからのお下がり待ちなんて、子どもの心情からすれば可哀そうになってしまいます。

では、新品を買う時はどうすれば良いのか。

2人に新品を同時に買ってあげられればそれに越したことはないのですが、そうはいかない場合、「2回に1回は、あえて下の子に選ばせたらどうか」と話すのは、年長と小学校2年生の姉妹を持つEママ。

Eママ:「うちは新品を買う時は2回に1回は下の子に選ばせています。下の子が選んだものが上の子にとって気に入らないものであっても、文句は言わないルールにしています」

「最初は下の子が選んだものは、上の子にしてみれば幼稚で、上の子がそれを使わなかった場合、結局は下の子のためだけに買うことと同じではないかと思いましたが、繰り返すうちに自然と2人で買うものを相談し合うようになり、うまく2人が使えるようなものを買えるようになりました」

新品を下の子に選ばせるとは、考えてもみなかった人が多いのではないでしょうか。

下の子が選べば、お下がりも楽しみになるでしょうし、この仕組みを取り入れたことにより、姉妹が以前より仲良くなったとEママは言います。

新品は2つではなく1つしか買ってもらえないことを子どもに認識させたことにより、2人がうまく使えるモノを考え、相談し合えるようになったことは、お下がりトラブル回避以上に、姉妹関係において大きなプラスとなっているようです。

まとめ

このように、2人目お下がりトラブルは「バザーを利用する」「ママ友同士で交換する」「世界でたった1つの特別品を作る」「新品を下の子にも選ばせる」などの方法でうまく回避していることが分かりました。

ここであげた事例は、全ての家庭において使える方法とは限りませんが、まだ使えるものを無駄にせず、なおかつ無駄なお金を使うことがなく、さらには下の子を満足させられる方法ではないでしょうか。

お下がりトラブルで悩んでいるママにとってお役に立てれば幸いです。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。