障害のある子のママが励まされる言葉
1.強力な助っ人になる
たとえば、多動障害のある子どもを育てているママは、スーパーに子どもを連れて行けなかったり、また、連れて行ったとしてもゆっくりトイレにも行けない状況に陥ることがあります。
あれこれ買い物をしたくても、ままなりません。
そんなとき「しばらく見ていてあげるから、今のうちに商品選んできたら」「今のうちにトイレに行ってきたら」と言われるのは嬉しいものです。
僅かな時間でもこうして協力してもらえると、ママ友とのお出かけがストレス軽減になります。
たまには自宅に預かってあげてもよいしょう。ただし、よく家を行き来するなど、僅かな時間でも預かるお子さんの行動パターンを熟知していることが大切です。預かっている間に行方不明になったりしたら大変ですからね。
「協力できることは何でも言ってね」の姿勢です。
2.座席を譲る
飲食店や公共交通機関などでじっとしていられない子がいる場合は、その子が立ち歩いたり脱走できないように奥の席を譲ってあげる気遣いをしましょう。壁になってあげるのです。
3.分け隔てなく話題に出す
腫れ物に触るような態度で変に距離感を持ったり、障害の話題を避けないで、このように言ってあげましょう。
- 「この間、テレビでこんなことをやっていたよ」
- 「知り合いにこんな子がいて、○○療育施設に通っていていいみたいだよ」
- 「〇〇歯科は、子どもが多少暴れても優しく接してくれる先生で、上手に診てくれるみたいだよ」
- 「この美容院は、立ち歩いても大丈夫みたいだよ」
気軽に友達として接してくれるだけでなく、情報をくれたり、障害を話題に出してくれると嬉しいものです。(ただし、障害をカミングアウトしている人に対してですが…)
プレゼントは何をあげたらいい?
たとえば、自閉症の子どもは、一風変わったものに強い興味を示すことがあります。トイレの型番だったり、バスや電車の時刻表、換気扇の種類、地図記号など……。
ですので、誕生日やクリスマスプレゼントに、ゲーム機などの一般的な子どもが好きなおもちゃをあげても、おそらく喜ばないでしょう。
こんなときは、その子が一番興味・関心を持っているものをプレゼントしてあげましょう。時刻表でも換気扇そのものでもよいかもしれません。
相手の好みを知ってプレゼントすることは、相手のことを普段よく見ている証拠です。ですから、その子のママは「うちの子のことをしっかり見てくれている」と、嬉しくなります。
まとめ
障害児を持つ親の壮絶な日常生活を理解することは、親しいママ友であっても難しいと思います。「少しでも力になりたい」という気持ちがあっても、言葉によっては、かえって相手を追い込んでしまうこともあります。
でも、今回ご紹介したような“一歩踏み込む気遣い”で救われます。参考にしてくださいね。