なぜなぜ期の息子への対処法は
――ゆうちゃんの言葉選びなども独特でおもしろいですよね。
横山:僕の影響だと思うんですが、「むしろ」とか「あるいは」みたいな子供らしくない言葉をよく使います。
――漫画の中では、質問が増えてきた様子も描かれていましたが、どんなふうに対応していらっしゃいますか?
横山:問いかけに対して答えるときには、なるべくわかりやすいように説明してあげています。
僕でもわからないような質問のときは、正直に「よくわからないな」と村上春樹っぽく答えます。
「三番目に好きなポケモンは何?」みたいな、答えるのが難しい質問が多いです。
――妹のあいちゃんとも一緒に遊ぶ描写がありますが、ゆうちゃんは、あいちゃんと遊ぶときはどのような感じなのでしょう。
横山:仲良く遊ぶときもありますが、喧嘩することも多いです。主におもちゃの取り合い、お菓子の取り合いでケンカしています。兄が譲らないといけないのですが…。
基本的に息子の器が小さいので、もっと内面的に成長してほしいです。
非があるほうを注意するようにしていますが、大半息子に非があります。
息子が怒られると娘がすぐに僕にニコニコしてすり寄ってきます。私はうまく機嫌を取るわよ!という意思表示だと思います。
――ゆうちゃんが自分に似てるな~と思う部分はありますか?
横山:息子と僕はあまり似ていないと思います。僕は徹底的に妹の面倒を見ていたので…。
でも、息子の自由奔放さはうらやましいですね。
家族エッセイを描いてよかったと思った
――漫画を見てのゆうちゃんの反応はいかがですか。
横山:自分でコミックスを読んで笑っています。けっこう楽しんでいるみたいです。
「これも漫画に描いていいんだよ」みたいなリクエストをたまに出してくるんですが、大半がしょうもない内容です。自然体が一番です。クレームは今のところありません。
――この漫画を描いていてよかったなーと思うことはありますか?
横山:日々の出来事を、なるべくマンガにしておこうと思うようになりました。
結果、新設したブログもたくさん来てくださる方がいて、新しい読者さんも増えたので家族エッセイを描いてよかったなと思います。
――全国の、息子に理不尽な態度を取られているかもしれないパパにメッセージをお願いします(笑)。
横山:小学生くらいになると、男同士の結束感が強まり、かなりパパの出番が増えてきます。
今だけの辛抱ですよ!
現在は小学生になっているゆうちゃん。大きくなって、だいぶ手もかからなくなってきたとか。
ですが、書籍が好評なら第2弾もあり得るかも!?とのこと。まだまだネタは尽きなさそうです。
『息子の俺への態度が基本的にヒドイので漫画にしてみました。』では、ママ視点の漫画(※奥さんも漫画家です)も描かれているので、ゆうちゃんがママとパパでどんなふうに態度が違うかもわかっておもしろいですよ(笑)。