そうなんです。
先日、その演出家さんが手がけている他の舞台を観させていただいたんです。お名前は藤田俊太郎さんという方です。今まで観たことのない、独特で素敵なお芝居と楽曲の作品を作られる方なんです。
台詞の有無に関わらず、キャストの方全員が、常に舞台上にいる状態で、「そういう舞台を作るのが好きだ」って、ご自身もそう言われていました。
そう聞いてから、改めてミュージカルを観たら、確かに、ずっとキャストの方が舞台上に出ていて。今回の『ピーターパン』で、そういうものが作れるのかは分からないですが。
新しい演出家さんになって、私が今までに観た『ピーターパン』とは、また、違った作品が観られるんじゃないかなって。自分の中で思っています。
ーー佐江ちゃんは「タイガー・リリー」という役柄ですよね。
タイガー・リリーはダンスをたくさん踊る役柄なんです。
私が今までに観に行ったときのタイガー・リリー役の方は、体を絞らないと動けないような、身軽で華麗な動きをたくさん表現されていました。
ーー新しい演出家さんになって、また違ったタイガー・リリーが観られるのかもしれませんね。
そうですね。
『ピーターパン』のお話の中では、タイガー・リリーが出てくる場面は多くないんです。
どうなるのか、私もまだ全然分からないけど、もしかしたら今回は、出番が増えるのかもなぁって。自分の中で勝手に思ったりしています。
ーー佐江ちゃんのファンの方にとっては、『王家の紋章』の公演間近で盛り上がっていたところに、『ピーターパン』出演決定のお知らせがあって。嬉しさもひとしおですね。
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