親の食生活も子供にあわせて変えるべき?

ーーしかし、子供の食生活を変えようとすると、やはり親自身も自分の食生活を気をつけないといけないですよね?

幕内「親はすでに体や舌が出来上がってしまっているので、変えるのは難しいですよ(笑)。

旦那さんが飲み会などで遅くなる日って、『やった!今日は夕食の献立は楽できる!』って思うでしょう? なぜかというと、大人というのはおいしいものを求めているからなんです。

逆に子供や動物は、生きるために食べる。お腹を満たせるものを欲しているので、子供だけだとお母さんはご飯を作るのが楽なんですよ。

だから子供にはご飯とお味噌汁などのシンプルな食事で、他は自分たちの食べたいものを作る、わざわざ子供のために子供が好むような食事を準備する必要はないんです。

そうじゃないと、なかなかお母さんたちも子供の食生活を気をつける、なんて実行できないでしょう?(笑)。」

身近な存在になってきているがゆえに、なかなかジャンクフードの危険性を意識することのない現代。しかし、身近だからこそより危機感を持ってジャンクフードとの付き合い方を考えていくべきではないでしょうか。

今回インタビューした幕内秀夫さんの著書『ドラッグ食: あなたを蝕む食依存と快楽』は、日常に慣れすぎた私たちに、警告を鳴らしてくれる貴重な一冊。

今一度、現在身の回りにあるジャンクフードによって、子供に訪れる未来を考えてみませんか?

 

ライター&エディター。マーケティング、広告関係の職種を経て、出産をきっかけにライターに。現在は女性向けや子育て関連等のwebメディアでライター、エディターとして活動し、2歳児のマイペースな息子にのんびり育児を実践中。猫と焼肉とビールをこよなく愛するテンプレート小市民。