3ヶ月後、モテ期がきた

「昨年は結婚に焦って、婚活アプリでひたすら活動に励んだ1年でした。そのためか出会った男性の数はとにかく多くて、LINE IDも大量にゲット。トークルームを見直すと1度会っただけの人もいれば、2〜3度会って終わった人、今もメッセージだけは続いている人など、とにかくよくわからない男性だらけ。

『この人は!』と思える人が1人もいないんですけどね。ただ、徐々に出会いが減っていたので、この男性たちの履歴を消しちゃいけない……と、なんとか無理やり縁をつなごうとしていました。

でも、ふと『1ミリもときめかない相手をキープするのって虚しくないか?』と感じ始め、全部消したんです。その後、LINEが来ても申し訳ないけど既読スルー(笑)。

そうするうちにアプリで出会った人たちとは、完全に切れた感覚がありました。『男捨離できたなあ』と実感したのはそのときです。

それから3ヶ月くらいして、急にモテ期がきました(笑)。男捨離を通じて自分の中の不純な気持ちを捨てたせいかな、と自分なりに解釈しています」(30歳/メーカー)

ピンとこない相手を大量にキープしておいても、はたしてその後、良好な関係に発展するのかは疑問の余地あり。断捨離において「とっておいても使わないもの」を手放すのと同様、そういった「キープしておいても連絡しない相手」は手放しても良いのではないでしょうか。

 

男捨離とは関わる人をジャッジし、その後の関わり方を見極め、手放していく作業であるだけではありません。自分がどう生きたいか、どんな人と人生を歩みたいかなど、自分自身に問いかけ、見つめ直す時間にもなります。

モヤモヤした関係に悩んでいる方は一度試してみては。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。