運動が苦手な子が増えている!その原因と対策は?

昔と比べて、今は運動が苦手な子が増えていると言われています。なぜなのでしょうか?

都市化や生活利便化などが進み、近所の友だち同士で思い切り走り回って遊べる場所が減少しました。

加えて、スマホやゲームなどの普及で子どもが室内で遊ぶことも多くなっています。外遊びやスポーツへの関心が低下しているんですね。

そのため、基礎的レベルの運動能力が身についておらず、まっすぐに走ることができなかったり、友だちと遊んでいる最中に急ストップができず、ぶつかってしまう事故なども頻発していると言います。

つまり、運動ができない子は、「運動神経がない(悪い)」のではなく、「運動経験が足りていない」だけなのです。

そう考えれば、運動経験を積ませてあげること……つまり、日頃から運動する機会をたくさん持つことが大切だということが分かるかと思います。

これならできる!“親子で楽しみがなら運動経験を増やせる遊び”とは?

本書では、親子で楽しみがなら運動経験を増やせる遊び方を教えてくれていますので、いくつかお伝えします。

1. その場でジャンプ

両腕を下から振り上げ、全身を使ってジャンプします。まずは、高く跳ぶことを意識します。

慣れてきたら、前後左右にジャンプします。着地に失敗しないように注意して、できるだけ遠くに跳んでみましょう。(5~10回)

2.後ろ向きに走る

後ろ向きにステップを踏みながら走ります。前に走るのと同様、腕をしっかり振って足を素早く動かします。慣れてきたら、足を高く上げたり、小刻みにしたり動きを変えていきます。(3~5回)

3. おいもゴロゴロ

床に仰向けになり、足を地面から上げた状態でゴロゴロと床に転がります。手足だけで動こうとするのではなく、全身を動かすようにすることで上手に転がれます。(3~5回)

本書では、今日ご紹介した運動経験を増やせる遊び方だけでなく、脳が活性化することで運動神経が良くなる『コーディネーショントレーニング』について、わかりやすいイラスト入りで紹介してくれています。

コーディネーショントレーニングは、身体と脳のいろんな感覚を駆使して、複数の動きを組み合わせて行います。神経系が著しく発達すると言われるゴールデンエイジ(5歳~12歳ぐらい)に、とても効果的なトレーニングです。こちらも、遊び感覚で楽しくできるものがとても多いです。

ご興味のあるママはぜひお手にとってみてくださいね。

3万人を超える人の悩みを解決するコーチ&カウンセラーとして活躍。 2010年、その経験を活かしてコミュニケーション心理スキルを紹介する、コミュニケーションライターとして独立。一般社団法人日本聴き方協会認定シニアインストラクター・認定シニアカウンセラー。 [ブログ]