これから薄着になり、ズボンなどが自分でおろしやすくなるのでトイレトレーニングに最適な時期となります。

おむつからトイレに変われば、だいぶ手がかからなくなりますが、それまでのトイレトレーニングで苦戦することが多いです。

そこで、実際に保育園でも実践していたトイレトレーニングのコツをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

段階を踏みながら!トイレトレーニングのコツ

1:トイレの本を読んであげる

いきなり「おしっこしようね」とトイレに何度も連れて行ったりすると、子どもは急な展開にピンとこず、やがて「行きたくない」と言い出すでしょう。

そのため「トイレはこういう場所だよ」とわかりやすく子どもに伝えることが大切となるので、大好きな絵本から教えていきます。

トイレの絵本には人や動物などが繰り返しおまるに座って、うんちやおしっこをするところが描かれており、ボタンを押すと「ジャーっ」と流す音がするものもあります。

「みんなトイレ頑張っているね」と読み聞かせることで少しずつ「○○ちゃんもトイレでしよう」と考えるようになるのでトイレを促すことがスムーズになります。

2:トイレに好きなものを

まず子どもが「トイレに行きたい」と思うような空間づくりをしてみましょう。

例えば、好きなキャラクターのおまるを使うとそれだけで「○○ちゃんのことトイレで待っているよ」と言い聞かせることもできますね。

保育園ではそういった用意ができないので、子どもに「好きなものを描いて」とお絵かきをさせて「上手にできたから」とトイレに飾る方法をとっていました。

「何を描いたの?」と聞いて「お姫さま」「電車」などの答えから「トイレにおいでって言っているよ」と伝えると「呼ばれている」とニコニコしてトイレに行ってくれます。

こうして子どもの好きなものがトイレにあるだけで、行く回数が増えるのでちょっとした工夫は欠かせません。

3:行くのを嫌がるのなら遊びながら

その子にもよりますが、トイレトレーニングを始める時期はだいたい1歳8か月から2歳くらいと言われています。

丁度、自我が芽生える「イヤイヤ期」と重なるため「トイレは?」と誘っても、必ずと言っていいほど「イヤ!」と返ってくるでしょう。

こんな時、保育園では「遊びながらトイレに行く」という方法を取り入れていました。

子どもは競争心が強いので「じゃ、先生とトイレまでどっちが早く着くかな?」と言うだけでさっきまで「行かない」と言っていたのに、サーっと子どもはトイレに走って行きます。

「1番になりたい」から走るので、ママもちょっとトイレに向かってみるとより効果的です。