国内外の有名ブランドによる良質かつビッグサイズの商品を、お買い得価格で購入できる会員制倉庫型店「コストコホールセール」。
基本的に店舗が駅から離れた場所にあるため、来店する際は車を利用することになるでしょう。だからこそコストコでは、片手で持ち上げられないほど大きな商品を衝動買いしても大丈夫。ちなみに、買った商品を持ち帰るのが難しいときは、有料の配送サービスを利用するのも手です。
食料品の買い出しにうってつけなのはもちろん、コストコは飲料品のラインナップも充実しています。ということで、本稿では毎日の暮らしに欠かせない「水(ミネラルウォーター)」をピックアップしました。
美容・健康志向の高まりから、毎日こまめに水を飲むことを心掛ける人が増えている中、より安全で安心して飲めるミネラルウォーターを日常的に購入している方は多いはず。手料理に人一倍こだわりのある方なら、ミネラルウォーターを料理に使うケースもあるでしょう。また、災害時に備えて水をストックしておくことも大切ですよね。
長期保存しやすいミネラルウォーターは余分に買っておいても損はありません。ただし、いずれも本数や容量が多くかさばるため、あらかじめ保管スペースを確保することをお忘れなく。
カークランドシグネチャー スプリングウォーター 500ml×40本 748円
ミネラルウォーターを選ぶときの基準は、価格や容量、ブランド、産地、口当たり、硬度など、人によって何を優先するかはさまざまでしょう。
とにかくコスパの良さが最優先という方におすすめなのが、コストコのプライベートブランド「カークランドシグネチャー」のミネラルウォーター。アメリカ生まれのコストコらしく、アメリカ・ワシントン州スペリアースプリングスの湧水をボトリングしたものです。
500mlのペットボトル飲料は、1ケース24本入りが一般的ですが、こちらは40本入りという点にまずびっくり。さらに1本あたり約19円というのは魅力的ですよね。
残るは硬度の問題。そもそも硬度とは、その水に含まれるカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量を表わした数値のことで、WHO(世界保健機関)の基準では、硬度が120mg/L以下のものを「軟水」、120mg/L以上のものを「硬水」と呼びます。
日本の水は主に軟水で、一例として東京都の水道水の硬度は60mg/L前後。対して、ヨーロッパや北米などに多いのが硬水です。一般的に、軟水は口当たりが軽くまろやか。一方の硬水は軟水に比べて重い印象で、しっかりした飲み応えを感じる傾向があります。
本品の硬度は、東京都の水道水に比べて若干高い115mg/Lで、やや硬水寄りの軟水です。とはいえ、硬水のような独特のクセは感じませんでした。「硬水は苦手で、どうしても飲めない!」という方でない限り、特に問題はないでしょう。
ロクサーヌ スプリングウォーター 500ml×35本 798円
軟水を飲み慣れている日本人にとって抵抗なく飲めるのは、やはり日本の水です。が、だからといって、海外の水はどれも飲みにくいと考えるのは早とちり。なぜなら、外国産のミネラルウォーターの中には、日本の水道水よりも硬度の低い軟水があるからです。
この「ロクサーヌ スプリングウォーター」もそのひとつ。カリフォルニアにあるマウントシャスタの採水地近くでボトリングされた100%天然水で、硬度は東京都の水道水(60mg/L前後)よりも低い38mg/Lの軟水です。言われてみると、たしかに口当たりがとてもスッキリしています。
ミネラルウォーターを料理に使っている方は、硬度の違いを少し意識してみてください。というのも、軟水は和食に合い、硬水は洋食に合うと言われているからです。ミネラルの含有量が少ない軟水には、素材の味を引き出す性質があるのだとか。
日本の水道水も軟水ですから、ミネラルウォーターを使うことによる劇的な変化は実感できないかもしれませんが、ちょっとしたひと工夫がいつもの料理に楽しみをプラスしてくれそうです。