(左から)山中瑶子監督、池松壮亮
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池松壮亮、山中監督の新作『魚座どうし』を絶賛!「本物であることを確証した」

自主映画の祭典“ぴあフィルムフェスティバル”を擁するPFFが立ち上げた新プロジェクト“オンラインPFF”。

そのオープニングを飾る『PFF・オンライン映画祭~“ひと”が映画をつくる~』が7月8日、第5夜を迎え、今後のさらなる飛躍が期待される山中瑶子監督のデビュー作『あみこ』、最新作『魚座どうし』の2作品が配信上映された。

『あみこ』は19歳から20歳にかけて独学で完成させ、PFFアワード2017入選後には、各国の映画祭に招待された注目作。

そして『魚座どうし』は、「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」で発表された今春公開作品で、大人たちに翻ろうされる小学生の理不尽を切り取った。

上映後のトークイベントには山中監督、そして以前からその才能を絶賛していた俳優の池松壮亮が登場。

池松は開口一番「素晴しかったです。本物であることを確証した」と『魚座どうし』に太鼓判を押し、「圧倒的に映画のことを知っているし……、それは『あみこ』でも感じたんですが、今回はよりテクニックも感じました」と賛辞を惜しまなかった。

この言葉に、山中監督は「どう世界を構築して、コントロールするか考えて作ったのが『あみこ』。映画は監督のものであり、分からないまま、カメラを向けるのはダメなことだと思っていた」と振り返り、「今回(『魚座どうし』)は分からないことは、そのままでいいやって、自分の中でも変化があった。プロの皆さんを信頼することで、むしろコントロールしちゃいけないんだと」と両作品における変化を語った。

『あみこ』 ※PFFアワード2017観客賞
『魚座どうし』 ※初配信 Ⓒ2020 VIPO