破水から始まるお産は何が大変?
「そろそろ出てきてもいいですよ〜」なんて呑気にお腹に語りかけていたのが、遡ること約6時間前(#26話参照)。
そうはいっても、寝てる時にいきなり破水するとは思いもしませんでした(笑)。
なんていうか、満を辞してというか、もう準備OKだったというか、やっぱり4月2日になるのを待っててくれたんじゃないか、と思ってしまいます。
イイヤツだな、まめ(笑)。
破水した瞬間はどうだった?
近い感覚は「おねしょ」です(キッパリ)。
子どもの頃、おねしょ直後に飛び起きた、あの感覚。でも飛び起きた瞬間、流れ出るものを自分ではどうにも止められないと気付き、「破水した!!」と、すぐさま隣のダンナをたたき起こしました。
寝ぼけていた割には、結構素早かったと思います(笑)。
その夜、ダンナは寝る前に珍しく頭が痛い…なんて言っていたのに、早朝に叩き起こされて、数十分後には病院に向けて車を運転してたわけですから、こちらもなかなかの急展開ですね。
一歩動くごとにめっちゃ出る(気がする)羊水
破水が先にきたら、入浴はNGなんて両親学級で聞いてはいましたが、実際に先に破水してみて、むしろ初産妊婦は、そんな余裕はないのではと思います。というのも、歩くだけでもめっちゃ羊水出るんですね(自分の感覚では)。
ねぇ、これ、お水なくなっちゃわない? そしたら中の人、酸欠にならない?? と不安になりました。が、それから陣痛室で丸1日以上過ごすことになるので、ちょっと歩いたくらいでは大丈夫だったようです。
赤ちゃんの頭が栓の代わりになるなどと聞きますが、逆子の場合はまたちょっと違うのかな? とはいえ、ノーガードだと移動に差し支えるので、特大ナプキンをして、車の後部座席にバスタオルをしき、そーーーーっと座って病院に向かいました。
陣痛がきていた訳ではないので、羊水問題以外はさほど苦になることはなかったですね。
アクセスの良い病院を選んでいたせいか、移動に対する精神的不安が少なかったのも良かったなと思います(#3話参照)。
気が付いたら一人ぽっち
破水に気付いて飛び起きてから小一時間後には病院に到着して即入院、という超高速展開で急激にアドレナリンが出まくった結果、妙なテンションになり、ヘラヘラと半笑いが止まらない状態だったのですが、陣痛室に着いて気付いたらダンナは帰宅させられ、あっという間に一人ぽっちに。
さっきまで常に半笑いだったのに、急に寂しくなったのを覚えています(笑)。
立会い出産だから、ダンナにはお産が終わるまで一緒にいてもらえるものだと思っていたのですが、本格的な陣痛になるまでダンナ様はお帰りくださいとのことでした(早朝だったのもあるのかな…)。
その日、仕事予定だったダンナは職場に状況を説明して休みにしてもらい、お呼びがかかるまで自宅待機。が、全く子宮口は開かず、結局翌朝まで自宅待機となりました(苦笑)。仕事行けたじゃんね。
一方私は、最初、1人きりだった陣痛室に入れ替わり立ち代わり数人の妊婦さんとその家族がやってきて、先にお産を終えていなくなるという状況。遠くの方で陣痛に苦しむ妊婦さんの声とかも聞こえたりして、地味にビビったりしてました。
もちろん周囲はカーテンで仕切られていて、時折、看護師さんや女医さんが状況を確認しにくるほかは外界から取り残されたかのような世界でした。あれはちょっと…心細かったな。
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