コロナ禍でテレワークが一般的になり、ほとんどを自宅で過ごすようになった方は多いのではないでしょうか。しかし、都心のファミリータイプのマンション住まいだと、仕事部屋を持つ余裕はかなり難しいのは実情。

かくいう筆者も、春から週1~2回の出社になってしまい、残りの日々はリビングテーブルで仕事をする毎日。

だが、家族がいると仕事もままならないし、zoomを使ったWEB会議もなんだか恥ずかしい。同僚のなかには、子どもが騒ぐ為、ベランダで会議に参加している人もいるくらい…。

そんなわけで、「都心住まいから郊外へ引っ越すと、仕事部屋が持てるかも?」と、思い切って郊外へ引っ越してみました。今回は、実際に3か月暮らしてみた経験をもとに、そのメリットとデメリットをまとめてみました。

ファミリータイプだと大きな差が出る住居費

郊外に住むといっても、基本的には出勤時間も視野に入れておかなければいけない。とりあえず、一部屋多い賃貸マンションでそれまでの住居費と予算が変わらないところで探すことに。

それまでは、JR線駅前の2LDKの持ち家マンション。住宅ローンの支払いは、毎月約10万円。最初は色気を出して、同じ駅の徒歩圏内で一部屋多い3LDKの賃貸マンションを探したのですが、案の定20万円は越えてしまいます。

筆者は猫を飼っており、ペット可のファミリー向け賃貸物件が、あまりなかったことも要因ですが…

そこで調べたところ、同じ駅でもバスを利用する距離にある賃貸物件だと、そこからマイナス5万円。都内を離れて千葉や埼玉の駅近物件でも、同様にマイナス5万円。さらに埼玉や千葉の駅から、さらにバス通勤だと、それまでと変わらない家賃で住めることがわかりました。

しかし、「さすがに遠いなぁ…」という実感。

あきらめず根気よく探していたところ、ギリギリ都内で見つけました。駅から結構バスで走るため、徒歩ではちょっと無理があるところ。UR住宅なので、その周囲の相場と比べてもかなり安いです。

実感できた郊外に住むメリット

なんといっても広さと安さ

郊外に住んでみて感じたメリットを一番感じたのは、やはり各部屋の面積が広くなることです。さらに、夫婦それぞれ仕事部屋を確保することができました。

自然環境が多くでノビノビ

筆者の家の近くには、かなり大きな公園があり、ランニングコースなどは一周1km以上あるため、軽いウオーキングにも適しています。さらに、テニスや乗馬なども楽しめる区民スポーツセンターもあり、プールやジムが250円なので、都心のスポーツクラブに通う感覚が安価で楽しめます。

マイカー生活をしたい方にはオススメ

都心暮らしは駐車場が高く、マイカーの購入を考えていた方は、維持費の安さは魅力のはずです。しかし、車を持っていない家族にとっては逆にデメリットになってしまいます。