なぜ指を使うといいの?
指は、どこにいても何をしていても目に触れるものですし、なにより身体で覚えることができるのが強みです。
小さな子ども達は、まだものの数を瞬時に把握したり、素早く足したり引いたりすることができません。
そんな時、ものを指さしたり触ったりしながら、「ひとつ、ふたつ、みっつ」と数えたり、指を折って数えると、視覚、触覚、聴覚をフル回転しながら、覚えられるわけです。
皆さんは、指先を使うことが、脳を活性化せるとか脳の老化を防ぐというのを聞いたことがありませんか?
その理由は、指先には細かい末梢神経がたくさん集まっていて、指先をつかうと、その刺激が脳に伝わり脳が活発に働くからです。そう考えると、指を使わせた子ども達の成績が良かったというのもうなずけますね。
小さい子どもに数を教える時、私達日本人は指を使って教えることが多いです。日本では当たり前におこなっている指を使って数を表したり、数えたりする方法が、数の概念や計算の学習に有効だと科学的に証明されたのです。
幼児期にはどんどん指を使わせて、楽しみながら数を教えていきましょう。
指を使って数を表す習慣のある日本人としては、ちょっとうれしくなるような研究結果でした。
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