子どもの自主性を引き出すしまい方

――子どもに自分で取り出して着させたり、しまったりできるようにしたいです。自主性を引き出すしまい方を教えてください。

子どもの手の届く場所に収納を作る

大森「まずは大前提として子どもの届く場所に収納を作ってあげること。案外、届かなかったり、手前だけしか手が届かなかったりということもあります。子どもの目線に合わせて、低い位置の引き出しに収納します。

ハンガーでかける場合も、クローゼットのハンガーパイプに取り付けて、バーを低い位置に設置できる商品などがあるので、子どもが取り扱える高さに見直してあげましょう」

収納に余裕を持たせる

大森「子どもが選ぶ引き出しは、余裕を持った収納にしてあげることが大切です。ギュウギュウにしまわれていると、子どもは取り出しにくく、よく見えず選びにくくなります。

子どもが出し入れする引き出しは、オンシーズンのものや、子どもがよく着ている服だけなど1軍のものだけ収納してあげるといいかもしれません」

トップスとパンツをセットで収納するなど選びやすくする

大森「未就学児だと、季節感の違う服を選んだり、大人がびっくりするような組み合わせを選んだりすることもあります。そういうときはすべて選ばせるのではなく、まずは選択肢を狭めてあげて、トップスとパンツのセットで収納してあげると、子どもも選びやすくなります」

服選びはママが一言添えてサポートを

大森「子どもが選ぶ前に、『今日は寒くなりそうだね』とか『今日は公園に行くからズボンだと転んでも痛くないね』など、一言添えてサポートしてあげるのもいいですね」

子ども服の整理収納のポイント、分かりましたね! 意外とむずかしくないものですね。まずは収納場所から見直して、子どもと一緒に作っていけば、楽しむこともできそうです。ぜひトライしてみましょう!

【取材協力】大森智美(おおもり・ともみ)さん

神奈川県在住の整理収納アドバイザー、整理収納教育士。建売住宅に3人の子どもと夫と5人暮らし。子どもがいてもスッキリと、自分が喜ぶ整理収納や暮らしをインスタグラムブログで発信中。

ライター。美容、健康、グルメなど、今ドキ女性が気になる情報をお届けしています。素朴な疑問を調査したり、専門家に聞いたりして、分かりやすく読者に伝えるのがモットー。