ぐっと冷え込む日も増えてきて、いよいよ本格的な冬が来ようとしています。今年の冬は寒冬とささやかれていることもあり、例年よりも、暖房代が高くなりそうなのは、ひとつの心配ですよね。

ただでさえ、今年の夏は、例年以上の猛暑が続き、外出自粛もあったことから、家にいる時間が長い分、冷房を一日中付けっ放し。

夏の電気代が、例年よりも高くなったご家庭は多いのではないでしょうか。

2人に1人が電気代増加!

実際、新型コロナウイルスの影響により、例年の7月~8月の一日あたりの在宅時間数を見ると、圧倒的に増えた方が64,8%もいたんです。

エアコンの使用時間も、54,3%の方が増えて、それに伴い電気代が増えたと答えた方も、53,5%増加しているんです。

そんな苦い経験が、遠い過去にはまだまだならない今冬は、換気をすることで、さらに電気代が上がることが予想されます。

暖房の、効率的な使いかたのポイントを抑えて、電気代が高くなることを防ぎ、お財布も心も身体も快適なお部屋づくりを目指しましょう!

電気代が高い!を解消するエアコンの使いかた

日頃何気なく使っているエアコン。ちょっとしたポイントを抑えるだけで、電気代が高くなることを防ぐことができます。

そのポイントとは、エアコンの“設定”のしかた、“本体”の使いかた、エアコンを使う“環境”。

エアコンの“設定”

ひとつ目のポイントである、エアコンの設定ですが、風向は“下向き”、風量は“自動”に設定するのがいいんですよ。暖房運転時の風向は、下から吹くようにしておくほうが、暖かい風の舞い上がりを抑えることができるんです。

さらに、風量を自動設定にしておくと、効率よく温度を調整してくれるから、マメに換気している時にもおすすめなんですよ。

ちなみに、意外と気づいていないのが“ピークカット”を設定しているということ。ピークカットを設定していると、最大電流を約25%抑えた運転を行うため、暖房をつけている割には、部屋が暖まらないという場合があるのです。

あとは、運転モードを“暖房”ではなく、夏の設定のまま冷房にしていたり、送風を押し間違えているということもよくあるパターン。

設定温度をいくら上げても、暖まらないのに、電気代だけは高くなってしまうということになりますから、気をつけておきましょうね。

“本体”の使いかた

ふたつ目のポイントである、エアコン本体の使いかた。気をつける箇所はフィルターです。

目詰まりしているだけで、暖房能力は低下してしまうんです。フィルターお掃除のランプが点灯しっぱなしで放置…ということにならないようにしておきましょう。

また、室内機や室外機周りに何があるかも、電気代を左右します。

室内機の場合は、下に家具を置いていたり、室外機の場合は、側に物を置いていたりしていませんか?

たったこれだけのことで、空気の循環も悪くなり、効率が悪くなりますから、電気代も当然高くなりますし、部屋が暖まりにくくもなるんです。