子どもにそれとなく今の状況を聞く
日頃のコミュニケーションの一つとして何気なく「最近、習い事は楽しい?」と聞くことがおすすめです。「楽しくない」と答える子どももいるでしょうが、それはそれで本音を親子で共有できている証拠です。ありのままを受け止めてあげましょう。
次に「習い事、やめる?」という質問をしてみてください。「今は辛いけど辞めたくない」という返事や「試練だと思って頑張ってみる」という応答が得られる場合もあり、それはそれで習い事で培われた成長とも見れます。
月謝と子どもの意欲が釣り合ってないのならやめてみるのもあり
親として子どもの習い事について悶々と悩むのは月謝のわりに「そのリターンが取れないこと」にあると思います。そのような場合は、違う習い事を提案することも大事でしょうし、思いって「辞めてみたら?」と勧めてみるのもいいでしょう。
子どもの世界は大人が考えるよりも小さなもので「この習い事以外の習い事知らない」という場合も大いに考えられます。習い事をやめることでの放課後の生活が見えないこともあるのです。
「その手段が全てではない」と親が教えてあげることで、子どもの視野が広がる場合もあります。
休会にする
多くの習い事は休会措置があるでしょう。本人の意思表示が取れないときや、親が習い事を継続するかどうか悩んでいるときも、「休会」というのは使える手段になります。
「習い事やすんでみたら、どんな感じだった?」と、より習い事をやめさせたあとの生活がリアルに感じられるでしょう。
習い事は潔くやめさせる
そもそも習い事をたくさんやりすぎて、疲れている場合もあります。「習い事を子どもにさせるのは、教育の一つ」と考える親も多いです。しかし、その習い事の月謝が身にならないくらいなら、そのまま貯めておいて”しかるべき時”に教育を受けさせてやれば問題はないでしょう。
親の方が頑固になっていたり、「いいチームにせっかく入ったのに」と惜しい気持ちになることもあるでしょう。
しかし、子どもの本業は「遊ぶこと」です。学校で学んだ後は、友達と放課後に遊びに行くのも教育の一つです。子どもの頃のあらゆる思い出はいつまでも心に残る、大きな財産でもあります。
習い事を「子ども自身が本当に求めているのかどうか」も見極めることも大事なことです。
習い事を時にやめさせるのも親の愛情!
子どもの視野は、大人より未熟です。親が思うより、子どもはたくさんの自分の意見があります。その本音を引き出してあげることで、より子どもにぴったりの習い事が見つかったり、生き方のヒントを教えてあげられることもあります。