子どもにもきちんと説明する
再婚を考えているときにしてしまいがちなことといえば「彼と仲良しだから子どもも再婚を喜んでくれるだろう」という思い込みです。
一緒に暮らしていないからこそ、子どもも頑張って彼に好かれようとしているのかもしれません。彼がいないところで「ママ、再婚してもいい?」と聞くことが大事になります。
子どもの年齢によっては、まだ再婚という現実を理解しきれない子どももいます。しっかりと子どもが分かる言葉で、これから「どうするか」を話し合う姿勢が求められます。
彼の立場についても思いやりを
血の繋がりとは、言葉で言えば「そんなことは現代では関係ない」と思われがちです。しかし、子どもが生まれた瞬間、大変な乳幼児を経て「ママ(パパ)」と呼ばれる達成感、これまでの思い出を共有できていないことは、養親からすれば「寂しい」に違いありません。
これまでの絆や経験があるからこそ、子どものことを許せることは多くの親御さんの思いでしょう。「あのとき大変だったからこそ、より可愛い」という現実がある以上、養親になるのはそれはそれで大変な壁が存在します。
彼の立場になって、ときに厳しく優しく、その戸惑いに耳を傾ける必要があります。
子どもと実親の関係は確立させておく
シングルマザーで頑張ってきた女性だからこそ、大事なことと言えるのが「子どもと自分の絆」です。再婚したからといっても、実親である事実は変わりなく寂し言い方をすれば養親は養親なのです。
彼のストレスを受け止めたり、子どもの相談相手やストレスのケアをするキーパーソンはあなたしかいません。再婚を理由に「不満なパパに言えばいいじゃん」と子どもに素っ気なくしたり、子どもとの時間を「なんとか作ろう」とする努力を止めてはいけません。
シングルマザー時代以上に、子どもとの関係を深める必要があります。
子連れ再婚をしたときの手続きも大事!
子連れ再婚をしたら、その手続きも独身同士で血子より複雑になります。養子縁組をしない場合は、彼と子どもが「事実上の親子」であることが法によって守られません。長い目で見て財産を相続できない可能性もあります。
また、養子縁組をしておくことで同じ苗字をスムーズに名乗れることもできます。
「再婚したらパートくらいの稼ぎでいい」と思っている場合は、社会保険を抜ける可能性があり、一同が彼の社会保険の扶養に入る可能性もあります。
また、これまで一人親だからこそもらえていた手当といえば児童扶養手当ですよね。これは、廃止を役所に申し出ることも必要です。
これまでと同じく受給できる可能性が高い「子ども手当(児童手当)」については、彼の収入が高い場合は彼の口座に入金されることになります。これまた手続きが必要ですから注意しましょう。
子連れ再婚を幸せに営むコツ
子どもの思いのうえに、彼との関係も加わってくる子連れ再婚は、決して「再婚したからラク」と思えないようなことも起きます。場合によっては「シングルマザーの方がラクだった」ということも考えられるのです。
そんな悲しい現実を迎えないためにも、念入りに再婚への準備をしておくことが大事になりますよ。