5: もっと本やニュースに親しむ生活をすればよかった

公立の入試はもちろんですが、私立の中堅校であっても国語の試験ではかなりの長文が出るため、早くから小説に親しみ、文章を読み解く技術を自然に身に着けさせた方がよいでしょう。

直前になると勉強一色になるので、本を読む暇はなくなってしまうので、それまでに是非!

また、ニュースやクイズ番組も、できるだけ見せておいた方がよいでしょう、近年の時事問題が、出題されることは結構あるのです。

6: 漢字、社会の勉強を早めにすればよかった

国語はもちろんですが、漢字の知識が乏しいと、そのほかの教科の解答でも失敗する恐れがあります。できれば、丁寧に文字を書く習慣もつけておいた方がよいでしょう。

また社会は、どうしても勉強するのが歴史中心になり、地理や公民が疎かになってしまうことが多いようです。社会は暗記することが多いので、早めにやっておいた方がよいでしょう。

我が家の場合は、最初の頃に国語と算数しか塾の授業を受けていなかったので、かなり遅れを取りました。私立を2教科の入試に絞る手もありますが、学校によっては4教科入試の方が通りやすい場合もあるようです。

7: 模試の結果に左右されなければよかった

首都圏模試などの模試は、1つの試験ですべての学校の合否を判定していく性質があるので、どうしても難易度の高い出題傾向になります。

基礎的な問題を出題する学校を受けるのであれば、あまり模試の成績に左右されない方がよさそうです。

特に受験直前は、各校で行われる体験入試に行った方が得策です。

8: 1月の試験は受けておけばよかった

東京と神奈川は2月1日からの試験ですが、埼玉と千葉の入試は1月に行われます。東京、神奈川に住んでいる方も、この1月の入試を受けておくことをオススメします。

実力を試すということもありますが、なにより模試とは異なる入試本番の緊張感を味わうことができます。実際に2月の受験時には、試験中に緊張感から気分が悪くなる子もいたようでした。

子ども本人のやる気だけではなく、親のサポートも重要になるのが中学受験です。

子どもの中学受験を考えている家庭は、今回の意見を参考にしてみてくださいね。中学受験のタイミングは人生で一度きりです。後悔のないように臨みたいですね。

「ぴあ中部版」映画担当を経て上京、その後はテレビ情報誌、不動産雑誌・広告などの編集・ライターを務める。著書に『年収350万円でも家が買える』(2014年・彩図社刊)。また、映画監督としては、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭などで注目され、2002年「異形ノ恋」(出演・西川方啓、木下ほうか、寺田農)でデビュー。