ラーヤ―『ラーヤと龍の王国』(2021)
そして、2021年3月5日(金)公開の『ラーヤと龍の王国』。
新たな主人公ラーヤは<龍の石>の守護者一族の娘で、家族と仲良く暮らしていました。
しかし、あることがきっかけで父親を失い、さらに人を信じることができなくなってしまいます。
それ以来、自分だけしか信じられない様になってしまったラーヤの前に、さらなる悲劇が立ちはだかるのです。
彼女の住む<龍の王国>クマンドラに邪悪な魔物が襲い掛かったことによって、人々が“信じあう心”を失い、かつて平和だった王国がバラバラになってしまいます。
人を信じることができず“ひとりぼっち”で生きてきたラーヤは、「お前だけが最後の希望だ」と父の言葉を胸に、王国の危機を前に、一人旅立つことを決めます。
彼女は旅の途中、王国の危機を救う鍵となる“最後の龍”シスーをはじめ、仲間たちと出会うことに。
人を信じようとしないラーヤの前に現れた、天真爛漫で人を信じすぎてしまうシスーや、個性豊かな濃いキャラクターの彼らなど、彼女の背中を押すような仲間に出会ったことで、人を信じることができないラーヤ自身も変わっていくことになります。
東南アジアをモチーフにしたクマンドラに住むラーヤは、ムーランに続く東洋系ヒロイン。
武闘派のラーヤは、ムーランを思わせる仕草も見せます。
さらに、国の長の娘として、国を救うために冒険する姿はモアナと重なります。
ベルならフィリップ、ラプンツェルならパスカルと、ディズニーヒロインによくいる相棒の動物は『ラーヤと龍の王国』にも登場。
ラーヤの相棒トゥクトゥクは、見た目が可愛いだけでなく、ラーヤの移動手段としても大活躍します。
時代に合わせて価値観をアップデートし続けているディズニーヒロイン。
その最新の姿を感じられる作品です。
『ラーヤと龍の王国』
2021年3月5日(金)映画館 and ディズニープラス プレミア アクセス 同時公開