納豆にちょい足しするものといえば、何を思い浮かべますか?
「やっぱり添付のたれが一番!」「生卵が最高」「ねぎは絶対外せない!」など、人それぞれ好みがあるでしょう。
そんな中、納豆にちょい足しすると、おいしいだけでなく、栄養的にもプラスになるもの、知りたくありませんか?
そこで今回は、管理栄養士で発酵食スペシャリストの矢崎海里さんに、栄養的にお得になる納豆へのちょい足し術を伺いました。
納豆にちょい足しすると栄養的もおトクになる食材って?
1: ねぎ
矢崎海里さん(以下、矢崎)「納豆は、さまざまな栄養素をバランスよく含んでいますが、ビタミンCを補うことができません。
その分、ねぎをプラスすることでビタミンCを補うことができ、栄養バランスがとれます。他にアボカドなどもビタミンC含有量が多く、納豆との味や食感の相性が良いため、おすすめです」
2: しらす
矢崎「納豆にはカルシウムが含まれていますが、カルシウムはビタミンDによって吸収が高まります。そのため、ビタミンDを含む食材を一緒に摂るとおトクです。
おすすめなのが、しらす。魚にはビタミンDが多く含まれており、納豆との相性が特に良いからです。
ただ、しらすは塩気が強いので、納豆のたれの量を調節するなど、工夫をしましょう」
3: 大根
矢崎「納豆を食べると、鉄も補うことができます。ただし納豆に含まれている鉄は、肉や魚に含まれる鉄と比較すると吸収されにくいのが難点です。そのため、吸収率がアップするビタミンCを一緒に摂るのがおすすめです。
先ほどのねぎやアボカドでも良いですが、他には大根もビタミンCを多く含むため、おすすめです。
すりおろした大根おろしも良いですし、大根の葉にはビタミンCが豊富に含まれているので、細かく刻んで混ぜて食べると食感も良く、おいしく食べられますよ」
4: 焼き海苔
矢崎「妊娠中、胎児の発育に重要とされている葉酸も、納豆には多く含まれています。
葉酸はビタミンB12と相性がよく、ビタミンB12を含む海苔を一緒に補うことで、効果を発揮します。焼き海苔や韓国海苔などで納豆を巻いて食べたり、青のりを加えたりするのもおすすめです」