「大豆ミート」をご存知ですか?
話題の「代替肉」の一つで、大豆からタンパク質を取り出し、お肉のように加工した食品のことです。
健康志向の人々の間で流行っていますが、食卓にはどんな風に取り入れることができるのでしょうか?
ちょっとパサパサして食べにくいともいわれますが、子どもも含めて家族みんながおいしく食べられる方法を知りたいものですよね。
そこで今回は、大豆ミートのおいしい食べ方やおすすめの簡単レシピを管理栄養士の根岸桃子さんに伺いました!
「大豆ミート」の栄養やメリットって?
まずは大豆ミートの基本的なところからチェックしておきましょう。栄養やメリットを根岸さんに伺いました。
ダイエットにおすすめ
根岸桃子さん(以下、根岸)「大豆ミートは、お肉と比較するとカロリーと脂質が大幅に少なく、お肉にはほとんど含まれていない食物繊維を摂ることができるので、体型が気になる方やダイエット中の方におすすめです。
お肉の代わりに大豆ミートを使用することで満足感は残しつつ、カロリーカットできるのは嬉しいですね」
保存がきく
根岸「大豆ミートのメリットは、保存期間が長いことだと思います。特に忙しいワーキングマザーの方は重宝するかもしれません。
忙しくて買い物に行けないときや、冷蔵庫の食材が足りないときなどに、乾物と同じように保存しておいた大豆ミートを使用すれば、しっかりたんぱく質を補えるので家族の健康を維持するのに役立つでしょう。
大豆ミートは、水で戻して使うタイプが一般的ですが、水戻しをしなくてもそのまま使えるタイプもあるので、それを活用すればお肉よりも加熱時間が短く、短時間調理も可能です」
根岸さんいわく、大豆ミートはガッツリご飯を食べたいパパや、体型が気になるパパママにおすすめとのことでした。
「大豆ミート」のおいしい食べ方
気になるのが、子どもにはおすすめなのかどうか。早速、根岸さんに聞いてみました。
根岸「豆腐や納豆など、大豆製品はそもそも幼児でも食べやすく、十分、栄養が摂れます。また幼児は通常、低カロリー、低脂質にする必要もありませんから、特に大豆ミートを率先して食べさせる必要はないかと思います。
もし子どもと大豆ミートを一緒に食べるときは、少し大豆臭さが気になるため、工夫が必要ですね。実際、我が家では、1歳の娘は食べましたが、3歳の娘は『変な味』と言って、一口しか食べませんでした」
子どもにはちょっとなじみのない味や食感なのかもしれませんね。
そこで、大豆ミートをおいしく食べる工夫ポイントを教えていただきました。
パサパサして食べづらいとき
あんかけにしたり、ご飯や卵と混ぜたりすると食べやすくなる。
大豆臭さが気になるとき
しょうゆなどで、しっかり下味をつけると気にならなくなる。
肉のようなうま味があまり感じられないとき
油を使った料理にすると、ジューシーさが増す。