毎日ランニングしたりジムでトレーニングをしたり、食事制限をがんばっているのに「ダイエットが失敗した」「リバウンドで元通り」「全然やせない」と悩んではいませんか?
たくさん運動して消費カロリーを多くすれば痩せるはず!と考えるダイエッターのみなさん、ダイエット成功のためには体がエネルギーをどのように消費しているかをもっとよく理解することが必要なのです。
ダイエットに興味があるなら、基礎代謝という言葉を聞いたことがあるでしょう。生きるために体は、内臓や筋肉の働き、摂取した飲食物の消化吸収に必要なエネルギーを消費しています。
飲食物の消化吸収とは、食べることです。つまりキツイ運動だけでなく、人の体は食べるという行動によってエネルギーを消化しているということ。
筑波大学で体育学を学び、たくさんの人の食事をサポートする三城円さんはパーソナル管理栄養士。三城さんは著書『一週間で体が変わる 食べながらやせるすごい方法』(三城円著、サンマーク出版)で、やせ体質をつくる方法を紹介しています。
三城さんは、食べることでもエネルギーを消費する体の機能に注目。基礎代謝で消費されるエネルギー量は約70%、歩いたり走ったりする運動によって消費されるのは残り30%ほどです。基礎代謝で消費されるエネルギーの割合の大きさには驚かされます。ところがこの基礎代謝は食事のとり方次第で低下していくのです。
「食事量が減る分、消化・吸収などによるエネルギー消費量まで低下。こうして自然に70%も消費されていたはずのエネルギーが徐々に使われなくなり、ためこみ体質に変化するのです。」出典(一週間で体が変わる 食べながらやせるすごい方法)
食べ物の栄養素を吸収し、いらないものは排泄するという体の機能が正常に働いていないと、体内に不要物がたまってダイエットが捗りません。たとえば便秘の状態では便が体内にたまり、ぽっこりおなか、肌荒れなどをまねきます。
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