またダイエットの強敵であるリバウンドは、ツラい食事制限の反動による食べ過ぎとは限らないそう。

「リバウンドは栄養素が不足したときや筋肉量が低下したときにも起こるものだからです。食事制限で入ってくるエネルギーが少なくなると、体は筋肉を減らして少ないエネルギー量で生きられるよう順応したり、いざというときのためにエネルギーをためこんだりします。さらに栄養不足で代謝も落ちるのです。」

出典(食べながらやせるためには消化器官の機能を高めることが必要)

同書によると、食べながらやせるためには消化器官の機能を高めることが必要。

「消化器官の筋肉は自律神経によってコントロールされており、骨格筋と違って、鍛えたくても力を入れたりゆるめたりすることはできません。唯一のトレーニングは「食べること」なのです。(中略)よく噛んでよく食べることは内臓の消化力を高める筋トレなのです。」

出典(食べながらやせるためには消化器官の機能を高めることが必要)

よくかむことで唾液の分泌が促されますので、唾液に含まれる酵素が消化や排泄をサポートしてくれます。

早食いは肥満と関係があると考えられていますが、それはよく噛まずに食べているとたくさんの量を食べても食欲が抑制されないからです。食べ過ぎを防ぐためにはゆっくりとよく噛んで食べることが効果的でしょう。

消化器官の働きを高める食べ方のほか、本書ではやせ体質をつくるためにおすすめの栄養をとれるレシピも紹介。料理初心者でも簡単につくれて、満腹になれるダイエットレシピなど試してみたいメニューがたくさん紹介されています。

ダイエット中も食事を楽しみながらやせたいですよね。よくかんで食べる食事方法とおいしいダイエットレシピで、リバウンドしないやせ体質をつくってみてはいかがでしょう