岡医師が同書で紹介しているアメリカの研究調査によると、「運動を行っていない人より、行っている人たちの方が、精神状態が良い日の割合が40%多かった」という結果がみられたようです。

運動の種類別の効果については、より効果が高いと考えられるのは上から「チームスポーツ、サイクリング、エアロビクス/ジム、ランニング/ジョギング、レクリエーション等」の5種目という結果でした。

ストレス解消としてどんな運動を始めたらいいかわからない人は、この調査結果を参考に取り組んでみてはいかがでしょう。
また、気になるのが運動の組み合わせ方。運動は大きく分けて、無酸素運動と有酸素運動の2種類に分けられますが、ストレス解消効果に違いはあるのかも気になります。

「有酸素運動であるスイミングと筋トレを比較した場合、どちらを行ったグループも何もしない群よりも落ち込み度の低減が観察されています。また、スイミングと筋トレを両方行った群はより大きな低減が観察されたそうです。」

出典(超ストレス社会を生き抜くメンタルの教科書)

有酸素運動と無酸素運動どちらも取り入れるとより効果的。ただし、とにかく体を動かせばストレス解消につながるかというと、そういうワケでもありません。

「運動をすることそのものが、精神状態の向上に対して一定の効果を望めます。ただ、同時に運動に付随する他の要素による相乗効果も見逃せないのではないか、ということです。ですから、義務感から運動に取り組むのではなくて、自分が好きなスポーツやエクササイズを好きな人たちと一緒にやるのが効果的だと思います。」

出典(超ストレス社会を生き抜くメンタルの教科書)

親しい友人たちと一緒に運動するのもおすすめですが、マイペースに無理なくトライすることだって立派な運動。

メンタルに不調を感じたときは、好きだと思える有酸素運動と筋トレを組み合わせてみましょう!

 

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